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Vongole Company
007叫ぶ銀髪
「俺の名は笹川了平だ!



リングネームは極限パンチニスt「あ、はい、よろしくお願いします、了平さん」」



とりあえずリングネームを途中で強制終了。

この人、放っといたらどこまでも喋り続けそうだから。



残る美麗集団はあと二人。



銀髪でタバコを吸っている目つきの悪いお兄さんと

パイナップルみたいな髪型で後ろに一つだけ長い髪を垂らしているお兄さん。

あ、あと途中で出ていってしまったお兄さんも。



面白い髪型のお兄さんは私の前に歩み寄った。



「チャオ、お嬢さん



僕の名は六道骸です。」

「よろしくお願いします、骸さん」



あ、この人髪型面白いけど……

意外とまともな人かも。

何より紳士的。

オッドアイもなんだか綺麗だし。



と思ったのもつかの間だった。



「骸さん?



ダメですね、僕のことは呼び捨てにしないと。



ほら、言ってごらんなさい、むくr「分かりました、変態ナッポー」」



おじいちゃん……

この会社の幹部さん、なんだかおかしいです……!



ずっと黙っていた銀髪のお兄さんが動き出した。



銀髪のお兄さんは私を通り越しておじいちゃんの元へ向かっていく。



あらら、私シカト?

私に自己紹介するんじゃないっけ、今の時間は



軽く突っ込みつつ、おじいちゃんを見る。



「どうしたんだね、隼人くん」



おじいちゃんは銀髪のお兄さんに話し掛けた。



ハヤトさんって言うんだ、ふぅん…



私は耳を傾けながら、周りをなんとなく見渡した。



――が。



「いない?!」



さっきまでいた美麗集団が忽然と姿を消していた。

その様子に気づいた家光さんが私に近づいてこっそり耳打ちした。



「まあ一応みんな幹部だからな、忙しいんだ」



「ですよね」



一応あんな人たちだけど幹部だもんね、うん。

何十分もいられるはずもない。



「あいつは一体どこのファミリーのスパイですか?!」



ぼーっと考え事をしていると、大きな叫びが後ろから聞こえた。

見てみると隼人さんが私を指さして言っている。



え、私なんか勘違いされちゃってる…?

っていうかファミリーとかそういうの…



マフィア用語だろ!!

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