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Vongole Company
026制服
「あっ、悠南ちゃん可愛いー♪」



「えっ、スカートってこんな短いの?!」



おはようございます。

今日からイーピンちゃんと同じ学校に行くことになりました。

ということで…



今はイーピンちゃんに制服の着方を教えてもらってます。

意外にも制服のスカートが短くてビックリ…!!



いやね、私のこの太くて醜い足をこんなに人様に見せちゃいけないと思うんだよ、うん



私が反抗しながらもスカートを履き、イーピンちゃんは満足げな顔でニッコリと笑った。



「今日から学校でもよろしくね、悠南ちゃん♪」



嗚呼、なんて可愛いの、イーピンちゃん…!!



イーピンちゃんと食堂に向かう途中、ずっとニヤけていた私。



え、いや、そっちに興味はないからね!!








「「おはようございます」」



イーピンちゃんと二人で挨拶をしながら食堂に入ると、いたのは隼人さんと変態ナッポー。

しかも最大まで席を離したいのか端っこと端っこの対角線上の机を陣取っている。



「……おぅ」



「悠南、イーピン、おはようございます!

さあ悠南、私の横で朝からお口あーんをしましょうk「しねぇよ、変態」」



小さく返事をした隼人さんに、朝から吐き気をもよおすような発言をする変態ナッポー。

軽やかに変態ナッポーの言葉を止め、隼人さんの席の向かいに座った。



「ここ、いいですか」



「…勝手にしやがれ」



隼人さんの返答を聞き、私は机の上の皿とインスタントのパックに手を伸ばす。



一週間くらい食べているけど…

意外と美味しいんだよね、インスタント。



私が手際よくインスタントの粉を皿の中に入れていると、隼人さんが口を開いた。



「お前今日から…



学校か?」



えぇ、まあ…と私は頷く。

隼人さんから話し掛けてくるのは珍しい。




何かとこの人、私のこと睨むからね、うん



「ふぅん…



頑張れよ」


……………




え?



今、なんて言った?



思わず皿にお湯を入れていたポットを落としそうになる。



「すみません、もう一回」



「誰が言うか!」



あ、やっぱり言ってくれないか。



私は少し残念がりながら



「頑張りますよ」



と返事をした。


その返事を聞いて隼人さんは、フフンと鼻をならす。



「あったりめーだ!!



九代目が好意で置いてんだからな、ボンゴレに泥を塗るようなことがあったら…」



「…隼人さん」



「あん?」



突如語り始めた隼人さんの勢いを止める。



うん、コーンスープもいい感じ♪



隼人さんは私をまじまじと見る。

話題の腰を折られて不満なのだろうか。



「……隼人さん、もしかして……」



私の言葉に食堂が静まる。



隼人さんも、

隣でクロワッサンを食べていたイーピンちゃんも、

端っこで騒いでいた変態ナッポーも。



私は何事もなかったかのようにサラリと言った。



「隼人さん……



ツンデレですか?」



「…………



てんめぇー………!!」



「クハハハァ!!!!!」



なぜか隼人さんは怒り出すわ、変態ナッポーは大笑いするわ。



あら、私なんか変なこと言った…?!

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