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Vongole Company
011認めない男
「で、やっぱりこいつを居候にするんすか、九代目」



「おや、ではなぜ君は彼女のために戦ったんですか、隼人くん」



「…っ」



やっぱりあくまでもこの人は私が居候することに反対なんだ。

って、当たり前か。

私も一応敵ファミリーの娘だからね、うん



リボーンさんの腕がまた頭に乗ってるけど気にしないことにした。

隣のおじいちゃんは穏やかに受け答えしている。



嗚呼、なんて素晴らしいおじいちゃんだ―!!



「僕は悠南が居候することには大賛成ですよ



なにしろ将来僕のお嫁さん…もしくはペットですかr「キモい発言はやめてくださーい」」



「俺も極限日本の女は好きだぞ!」



「こいつ、銃声でからかうとおもしれーしな」



「…勝手にしろ」



「よろしくな、悠南」



どうやら隼人さん以外は私を認めてくれているようで。

私はホッとした。



―ガツーン



外で何かを殴りつけたような金属音がした。

あわてて見ると、雲雀さんがお父様を倒したようだ。



「ヒバリはやっぱつえーな」



私の頭上でリボーンさんが言った。



うん、人殴りつけたのにすごく楽しそうだしね、

ああいうの危険人物っていうんだよね



「…あ、ヒバリならきっと居候に反対っすよ!」



隼人さんは思い付いたら即行動がモットーのようで走って部屋から出ていった。



―ガツーン



「果てろ!」



―バーン



ここからは見えないが、何やら物騒な音が聞こえる。

部屋にいたメンバーは扉の方を見た。

だんだんと声が近付き、やがて止まる。



「居候?



勝手にしなよ、僕には関係ない」



「あ、お前、おい…!」



扉の前まで来ていた一つの声はまた遠ざかっていく。

そしてガチャリと弱々しい音で扉が開いた。

そこには少しよれた隼人さんがいた。



「ヒバリは…



どうでもいいみてーだな」



リボーンさんが馬鹿にするように言った。



「…ケッ」



「決定…だな♪」



小さく悪態を吐き出す隼人さんの隣で山本さんはニコリと笑った。



全員一致で(まあ一名は除いて)悠南の居候が決まった。



「皆さん…



よろしくお願いします!」

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あきゅろす。
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