あっち、そっち2【レムシグ・切甘】
ピッ
ピッ ピッ
ピッ ピッ――――
【?】
【ああ、病院の心拍数の音だ】
ピッ ピッ ピッ――――
【少しずつ早くなってるな…】
【意識は無いけど…わかる。】
【僕は病院にいて、病院のベッドの上だ……】
ピッ ピッ ピッ――――
【……そうか…心拍数が上がってるって事は――――】
ピッピッピッピッ――――
【?】
【君は…】
【君は君は君は君は君は君は君は君は君は君は君は君は君は】
【君、は】
ぷつん――――
「レムレス!!!!」
【!?】
【……シグ】
【ごめんね】
【会いに行くよ】
――――――――
目を覚ますと辺りは薄暗く、唯一の灯りと言えば月明かり。
それでも、分かる。僕は病院のベッドの上で、目を覚ました。
ただ一つ、わからない。僕の隣に何かが横たわってる。
(変なモノじゃなきゃ良いけど…)
「………ん?レム、レ…ス?」
「…っ…おはよう…シグ…」
fin
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