あっち、そっち【レムシグ・切甘】
――暗
――――暗い
――――――真っ暗
いつからここに居たかわからない。気付いたら、そこ、あっち、そっち、むこう、あそこ…………
自分が自分では無くて…自分が何処にいるか定かではない。そこ、あっち、そっち、むこう、あそこ…………
何か忘れてる……何を?
大事な大事な大事な大事な
だいじな……
そこ、あっち、そっち、むこう、あそこ、そこ、あっち、そっち、むこう、あそこ、そこ、あっち、そっち、むこう、あそこ………
めまぐるしい…何が起きてるのかな…
怖い…怖いよ………誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か
ダレカ……
―――――――パチン
!
何かが弾ける音。
バチバチバチバチバチバチバチバチィ
光が瞬いて、当たりを明るくする。あっちこっちあっちこっちあっちこっちあっちこっち…あっち……
ッ―――――!!
そして
「―――――ッッッシグ!!!!」
僕の大好きな人が眩い瞬きから飛び出して、僕を真っ暗から連れだした。
―――――
後日、僕は病院で目を覚ました。何故こうなったかとアコール先生に聞くと、僕は魔物に乗っ取られていた事を聞かされる。
皆で必死になって探してくれてたらしい。
「せんせーありがと―ございました」
「あら、私にお礼を言わないで。私達は何も…本当に何もできなかったの。魔物の力はクルーク君の時よる凄まじくて…そうね文字通り、手も足もでなかったのよ。一番頑張ったのは――」
「レムレス…」
そうなのだ。力の差がどれだけあろうと、どんなに不利な状態であろうと、レムレスは魔物に立ち向かったらしい。
ただしかし、魔力を使い過ぎたのと体へのダメージが有りすぎたのとで、レムレスは同じ病院で目を覚まさない。
レムレス、僕…まだお礼言ってないよ―――
お願いだから…目を覚まして―――
続く
あとがき
正直自分で「え………続くの?これ……」みたいな心境(´・ω・)
本当はもっと短編にしたかったんだけど、気付いたら私の指は【続く】と打ち込んでいたよ。
なんッでやねんッッッ!!!!!自分放置すっかもしんないZO★みたいな感じだかんね!私の指!!特に親指!!!別にあんたの為になんか作ってやんないんだかんねっ///
アホですんませんでした(-_-;)
続き楽しみにして頂けたら頑張るかもしれません(;`・ω・)ガ・ガンバル!
ありがとうございました。
by悪猫
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