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REBORN!
私のわがまま(獄寺)
ねぇ知ってる?

女の子だって嫉妬するんだよ

私のわがまま



「ねぇ獄寺君!数学のここの問題分からないんだけど教えて?」


休み時間に教室に響く甘ったるい声。


その声は私の彼氏に向けられているもので


甘い声を出しているクラスメートの女の子は彼に気があることがすぐにわかる


―そういえば私と獄寺君が付き合ってること知らないんだっけ―


知ってるのは私の親友の京子と花,そして獄寺君の親友(?) の沢田君と山本君だけ。

別に隠しているわけではない。

ただ学校で2人っきりで話す機会がないだけ


―もしかしたらあの子の方が獄寺君と話しているかもしれない―


ふと、そんなことを思ってしまった


ねぇ、辛いよ獄寺君


ねぇ、こっち向いてよ


ねぇ、私の事好き?


こんな事思ってるのは私だけ?

「春日さん大丈夫?顔色悪いよ?」

「え?」

ふとクラスの男の子が話かけて来た


そういえばちょっと気持ち悪いかも


「保健室行く?俺連れて行くよ」

「ん。じゃあお言葉に甘えて連れて行ってもらおうかな」


少なくともこの場にいて獄寺君と女の子の楽しそうな会話を聞くより保健室で寝ていたい


これ以上こんな惨めな気持ちになりたくないの―…


大人しく自分の席からたち保健室に行く


クラスの男の子の後を付いていこうとすると視界に獄寺君と女の子が映る



「…あ」

見たくない。近くを通ってしまったらもっとこの汚い気持ちが溢れてしまうだろう


「どうしたの小牧さん?歩くの辛い?」

「あ…ううん平気だよ?」


「ほんとに?」

そう言って私の顔をのぞき込んでくる男の子


私の顔と彼の顔の距離は10pくらい


…近いです


こんな場面教室内でやってたら目立つよ!


って言ってもみんなそれぞれの話に夢中で気付いてないけど…

「危ないから手繋ごうか?」

「えっ…」


「ほらっ」

ぎゅっ


……まだ獄寺君とも数回しか手繋いだことないのに


そう思いながらも私は男の子に引かれて歩いていく



「何してんだよ」

急に聞こえた声


さっきまで繋がれていた手はいつの間にか離れていて後ろから抱かれた


「えっ」


突然の事すぎて頭が反応しきれない


たださっきまで手を繋いでいた男の子の顔はまるで怪物を見た様に驚いていてだんだん青ざめていった


後ろ(とゆうか斜め後ろ)を振り向くと見えた綺麗な銀色の髪



「ごっ…く……でらくん?」

そう頭が理解した瞬間私の顔の前には大好きな彼の顔




コツン

「よしっ熱はねーみたいだな」


「…うん」


ってゆうかおでこ!!

私のおでこと獄寺君のおでこが!!


「とりあえず保健室行くぞ!」


「…はい」

「っ!!春日さんは俺が保健室に連れて行くんだぞ」


黙っていた男の子がいきなり言ってきた


「は!?ばっかじゃねーの」


「ごっ・・・獄寺は春日さんとは関係ないだろ?」


「・・・俺こいつの、小牧の彼氏だから」



「「「えっ!?」」」」

そんな獄寺君の一言にクラスの女子はもちろん男子までもが驚いていた



「ほら小牧。保健室行くぞ」

そうして2人で大騒ぎになっている教室を出た







「とりあえずベッドに横になってろ」

「はーい」


静かな保健室


いつもいるはずのシャマルが今日に限っていない


ってゆうか緊張する!

保健室で2人きりとかなんかエロい…



「…なんで俺を頼らなかったんだよ」

沈黙を破ったのは獄寺君だった


「だって獄寺君女の子と話してたじゃん」


思い出しただけでイライラする


私は獄寺くんと付き合っていてちゃんと獄寺くんは私の事を好きって知っているのに



「…それって俺に嫉妬してたのか?」



獄寺くんと視線がぶつかって綺麗なエメラルドグリーンの瞳に吸い込まれていく


…目が離せない


「ちっ…違うよ。ただ…」


「ただ、何だよ」



「…もっと獄寺君と話したい、私だけ見ててほしいの」


よく考えるとこの気持ちは《嫉妬》だったのかもしれない


獄寺君と両思いになって、獄寺君が私以外の女の子と話しているのが嫌でイライラして


「獄寺君が私だけの物になれば良いのに…」


「…言っとくけど俺はずっと前からお前の物なんだけど」


そう言って不器用に抱きしめてくれた獄寺君


「わっ…」


「お前こそ俺だけ見てろよ」



抱きしめている獄寺君の力がより強くなった


ちょっと苦しいけど心地よい



あなたに愛されている



それだけで心の黒いモヤモヤは取れるんだ


ねぇ、ずっと離さないで?


●end●


―――――――――
はーい

毎度お馴染み愛流です☆


いやぁまたもや中途半端な終わりですね(´・ω・`)


しかもこの話、完結するのに2ヶ月もかかっちゃいましたよ☆

どんだけだよっ!って話ですよね(・∀・)


ちなみに愛流は獄寺君の夢小説書くの苦手です…

難しいんです

口調が!!


それではまた頑張って書きたいと思います☆


でわっ

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