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REBORN!
encounter(雲雀)

最近の僕はおかしい

もしかしたら病気なのかもしれない


君となら群れてもかまわないと思うなんて

encounter


ガチャ
「きょ―や!」


「何?今日も来たの?君も飽きないね」


彼女は春日小牧。

なぜか1ヶ月ほど前から毎日HR終了30分後には応接室に来る女子だ


「飽きるわけないじゃん。ってゆうか見て!」

ジャーン!!と言いながら出したのは訳の分からない物体


「これはね―今日の調理実習で作ったクッキーなのです!」


「へぇ」

この物体はクッキーだったのか


「はやく食べてよ―!」


は?食べる?僕が?

「……」

「何遠慮してんの?食べてよ!」


「ひとつだけだからね」


パク

「ねぇ?どう?」


「…まぁまぁじゃないの」


嘘。本当は結構美味しい



「えへへ。ありがとう」


ドキッ


まただ。

君の笑顔を見ると胸が苦しくなって顔が紅くなる気がする


やはり僕は病気らしい



-次の日-

おかしい

もうHRが終わって1時間はたっているのに小牧が来ない


昨日まではドアを勢い良く開けて、笑顔で僕の名前を呼んでくれたのに



「春日さん遅いですね。いつもならとっくに応接室に来てるのに...何かあったのでしょうか?」


ふいに草壁が言った

ガタッ
「ちょっと見回りに行ってくる」



「・・・恋ですね」

一生懸命だったんだ

君に何かあったらと思うとすごく嫌だ


だから草壁がそんな言葉をつぶやいたことさえ聞こえなかった




はぁ・・・はぁ


戦い以外で一生懸命になるなんて僕らしくない。



「小牧。何処にいるの?」


薄暗い校内に僕の声と足音が響く


「ちょ・・・離して下さい」


ふと女の声が聞こえた


その声は歩くにつれて大きくなる


僕はその声がする方へ急いだ



「あんためざわりなんだよね。雲雀さんはあんただけのものじゃないんだよ!」



ガッ
「いたっ」


私は今知らない女の子たち(先輩)に囲まれています


その雰囲気は良いとは決して言えないもので


「もう雲雀さんに近づかないで!」


あぁ また殴られるのかな……

そういえば前にもこんなことあったなぁ


そのときは確か・・・


「君達何してるの?はやくこの場から消えないと噛み殺すよ」

「「ひっ・・・雲雀さん!!」」


「はやく消えてよ。僕の言葉が聞こえないわけ?」


「すいませんでしたっ」

そう言って女達は逃げていった

二人きりになった裏庭はとても静かでかすかに野球部の声が聞こえる



「ねぇ。なんで体中傷だらけなの?」


彼女は聞いてもは顔を伏せたままこっちを向かない


「ねぇ聞いてるの?」

「・・・・前にさぁ、同じ様なことあったんだよね。」


「・・・は?」

小牧は僕の質問を無視して話し始めた。


「その時もね、恭弥が助けてくれたんだよ」



君は僕を見てにっこりと笑った



「ただ嬉しかった。みんなから恐れられている風紀委員長が理由はどうであれ自分の事を助けてくれたんだから」


「・・・ふぅん。だから君は1ヶ月前くらいから急に応接室に来るようになったんだ」


「うん。もっと風紀委員長の[雲雀恭弥]を知りたくなった。あなたのそばにいたくなって、もっと私の事を知ってほしかったの。」



うん。僕も君の事知りたいと思うよ


だからさ・・・


「ねぇ、笑ってよ」


「へ?」


「僕、小牧の笑顔見ると胸が苦しくなるけどそれと同時に嬉しくなるから」

「・・・こう?」



彼女はそう言って笑ってみせた

いや、笑っていない。どうやら彼女は作り笑顔が苦手らしい


「もういいや。僕帰るから」


「え!?ちょっと待ってよ恭弥!」


そんな君の無理した笑顔なんて見たくない



「ねぇ明日放課後応接室に来なかったら噛み殺すから」




僕は小牧から5mくらい歩いてから振り返って言った


「うん!!」


夕日に照らされて少し赤くなった彼女の笑顔はとても美しかった


●end●


――――――――――

あ゙―!!

終わりがすごく中途半端ですね(+_+)

すいませんです…

でも多分続編書きますっ!!今度こそ2人をくっつけさせてみせます!!ぶ


愛流でした☆

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あきゅろす。
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