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REBORN!
change off(骸)

「ちゅなー!」


「ん?どうしたの小牧ちゃん」

久しぶりにうちに来た近所の女の子


「ガハハ、お前小牧って言うのー?」

「うん、君は?」


「オレっちはランボさん」


……嫌な予感がするのは、俺だけ?


※骸がロリコンだと許せない!ボンゴレと仲良しが嫌!そんな方は見ない事をオススメします(´・ω・`)


change off


「子分は俺っちの事聞けよー」


「やだやだ!」


「…はぁ」

俺の予感は見事的中

小牧ちゃんがうちに来てまだ間もないのにランボと喧嘩が勃発


「ほら、ランボ!小牧ちゃんは久しぶりに俺ん家に来たんだから小牧ちゃんの言うこと聞いてあげても良いだろ!?」

「やだもんねー!」


「小牧もやだぁー!………あ」



いきなり窓の方を指差す小牧ちゃん

「変なかみがたの人がいる」


そう言われ、振り返ると


「むくろ…」


いや、小牧ちゃんが変な髪型とか言う時点で予想はしてたけどね…


「クフフ…お久しぶりです、ボンゴレ。おや、そちらのお嬢さんは…?」

「え…」

骸の視線を辿ると小牧ちゃんに辿りついた

どう考えても骸は小牧ちゃんの事を言っているのだろう


「この子は…」

「なんて可愛いんでしょう!何才でちゅかー?」

うわ、骸どうした!?

キモイ!そんな笑顔するなっ


「………小牧、4才」

あー
もう小牧ちゃんの目線完全に髪の毛だよ。絶対気になってるよ、気付いてやれよ骸…


「小牧ー!ランボさんを無視するなよ〜!」


はぁ、うるさいのが混じってきたし…


「やだぁ、ランボわがままなんだもん!」


「じゃあ、小牧ちゃん。僕と遊びましょうか」


やめてくれ、骸

お前が言うと普通の遊びに聞こえないから!
犯罪にしか聞こえないから!


「…えー」


「ちょ、骸!」

そう言って小牧ちゃんに差し出している骸の手を振り払おうとしたら…


「ぴぎゃあ!」

……ランボを踏んでしまった


「ご、ごめんな!?」


「ガ・マ・…うぁぁぁあん!」


「ちょ、ランボ!泣くな、な?」


「うるさいもじゃもじゃですね」

「うわぁあん」


「骸!そんな事言うなよ!…ってランボ!10年バズーカ出すな!」


「おや、それが噂の10年バズーカですか?僕にも良く見せて下さい!」


「うわぁあん………」

「ちょ!ランボ撃つなっ…!」


ボンッ!!

「あ…」

「お、オレっちのせいじゃないもんね…」


「そ、そうですよボンゴレ!元々を言えば君が…」


10年バズーカの標的になったのは小牧ちゃん


もくもくとあがっていた煙は徐々に消えて、ある女の子が現れた

「ん…」

「あ…小牧ちゃん、大丈―」

「むっくん!」

「え…」


"むっくん!"と言い、骸のもとへ駆け寄る現れた少女はちょうど俺と同い年くらい


―…やっぱり小牧ちゃんだ


4歳の小牧ちゃんが10年バズーカにあたり、10年後と入れ替わってしまったのならつじつまがあうのだから


それにしても…

「むっくんって…」


「あ、あの小牧ちゃんですよね?」

一応確認してみる

「うん!…貴方は?」

「あ、俺は沢田綱吉」


「え…ツナくん!?いや、なんか幼くなってる!……って」


いきなり小牧ちゃんがしゃべるのを止めたと思ったら今まで抱きついていた骸を見つめて…

「きゃぁああ!」
「ぶっ…!」

平手打ちをした


「あ、貴方だれ!?むっくんかと思ったらちょっと違う!尻尾!尻尾がないっ!」

「は、尻尾!?」

「うん!むっくんは綺麗に伸びた髪の毛を束ねて作った尻尾があるの」


…よかった。尻尾って髪の毛の事か


「いや、あのね小牧ちゃん。実はここは10年前の世界なんだ」


「え…?」

「10年前の貴方が10年バズーカに当たってしまったという事ですよ、クフッ」


「そう…じゃあ貴方たちは10年前のむっくんやツナくんなの?」


「そう言うことになるかな?」


それにしても、今の小牧ちゃんは俺と同い年なんだよね…

なんか不思議な感じだ…

「ふーん…」


そういえば、と思い時計に目をやるともう少しで入れ替わってから5分が経とうとしていた



「あ、小牧ちゃん!もう少しで元の世界に戻れるよ!」

「本当?」


「クフッ、良かったですね小牧」


おい、骸

どさくさに紛れて何小牧ちゃんの頭撫でてるんだよ…!


「うん!むっくんあのね、」

「ん、なんですか?」


「あのね、だいすー…」


ぼんっ!!


その音と同時に煙が部屋を支配した


「げほっ、何が起こったの?」


「おそらく、10年バズーカの効果が切れたのでしょう。小牧、大丈夫ですか?」
「うーん…」

だんだん煙の量が減り、視界が自由になる


「小牧ちゃん、大丈夫?」


そう言いながら、骸のもとにいる小牧ちゃんに駆け寄る


「小牧…」


骸が小牧を抱き上げようとした瞬間ー…


「きゃぁああ!」
「ぶっ…!」


4歳に戻った小牧ちゃんが骸の事を殴った


「い゙やぁー、ちゅなぁあ」


「ちょ、なんで離れるんですか小牧!ってゆうか僕今日殴られてばっかりなんですけど!」


「うっ…うっ」

「んー、小牧ちゃん大丈夫?」


俺の方に近づいてきた小牧ちゃん


「だって、このひとへんたいだもんー!」


「え、」
「なっ」



「ちょっとまって下さい!僕は何もやってません、誤解です!ってボンゴレ!そんな冷たい目で僕を見ないで下さい!」


「え、いや…骸10年経つとロリコンになるのかって思ってさ」

「な、なりませんよ!」


「でも実際に10年後に出してるじゃんか」


「出したなんてわからないじゃないですか!」



だんだん見苦しく見えてきた骸を無視して小牧ちゃんに聞く


「小牧ちゃん、このパイナップルに何かされたの?」


泣き終わったもののさすがにまだ涙目の小牧ちゃん


「このひと、ちゅうし、た…」



……


「なぁぁあ!何してんだよ骸、それはもう犯罪の領域だぞっ」


「違います!したのは僕ですが、僕じゃありません!」


「それ意味わかんねーから!あぁ、もうどうすんだよ骸!」


「どうするも何ももう起きてしまった事は仕方ないでしょう。…小牧、聞いてください」


「…なに……?」


「ちゅうした人とは結婚しなければいけないんですよ?」


「…え」


「ち、違うよ小牧ちゃん!嘘だからね!気にしなくて良いからね!」





◇◆◇◆

ぼんっ

「んっ…」

「おや、小牧が大きくなりましたね」

「わ、尻尾がある!むっくんだ!」

「クフフ、わっ!なんですか、小牧いきなり抱きついてきて」


「ふふ。むっくん、あのね」


あのね、だーいすき!


●end●

―――――――――

…なが!
長い上に変な話だな、これ(´・ω・`)


勢いだけのこの話をここまで読んで下さったそこの貴方!ありがとうございます\(^o^)/


そして愛流はそうとう骸さまのギャグが大好きらしいです(笑)

書いてるとめっちゃ生き生きとしてるもん!※change off(入れ替わる)

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あきゅろす。
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