REBORN!
heart(山本*)
それはいつもと変わらない
日常
heart
「ここの動詞は過去形だから〜」
お昼休みが終わって午後最初の授業は英語だった
日差しとたまに吹く風がすごく気持ちいい
先生の言っている英語なんて,もう何か意味のわからない呪文にしか聞こえない
みんな私と同じ気持ちなのかクラスの大半の人は眠っている
私もいっそ寝てしまおう
そう思って私は顔を机に伏せた
「なぁ」
「なあ!春日ってば」
「・・・なに??」
声をかけてきたのは最近の席替えで席が隣になった山本君だった
彼は野球のエースなのに優しくて顔も良い
そんな彼に席が隣になってから惹かれていった
「なんか機嫌悪くね?」
「ん...眠いだけだから」
「わり,起こしちまったか」
「別に平気」
いつもそう。好きな人の前では無愛想になってしまう
「ところでここの英語の訳わかるか?」
「どこ?見せて」
パラパラと山本君は英語の教科書をめくり目的の英文が見つかったらしく「ここなんだけどな―」と言って見せてきた
―I will love you always―
「えっと・・・多分『永遠にあなたを愛します』だと思うよ」
「へぇ―。さすが小牧なのな!でもlikeも『愛してる』じゃなかったっけ?」
「んーそうだけど、likeの場合は友達とかに使う気持ちの好きでloveは恋人に使うんじゃないのかな?」
「じゃあlikeはツナや獄寺に対する気持ちって事か?」
「多分ね」
そう言うと山本君は理解したらしくこっちを向いて満面の笑みでこう言った
「じゃあ春日対する気持ちはloveだな!」
あなたの前では無愛想で素直になれない私
でも勇気をだして言ってみる
「私もloveだよ」
午後最初の授業中,私と山本君の会話を聞いた人はいない
2人だけの時間
●end●
―――――――――
こんにちは!このネタ実は愛流が英語の時間にひとりで妄想してにやけてたネタです←
なんか授業中って素敵だよね(*´д`*)
ドキドキしますよ(え
それにしても短いな、おい
※heart(気持ち)
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