[携帯モード] [URL送信]

REBORN!
いいかげんにしてください!(骸 )

ちょっ!

なんであなたが私の家にいるんですか!?

いいかげんにしてください!


るんるん

気分は良好!


私はめんどくさい学校から帰るこの時間が好きなのだ


別にめんどくさいのは勉強ではない


めんどくさいのはアイツの相手だけなんだから


(あー、帰ったら昼寝しよう)


そうだ、ナイスアイデアだ自分!

この疲れた体には今は休息が必要だ


そう思いながら徐々に歩く速さが速くなる


「ただいま!」


ガチャンとドアを開ける


いつもならお母さんがいて"おかえり"と笑顔で迎えてくれるのに今日はそれがない

(買い物にでも行ったのかな?)

そういえば朝、スーパーの広告を見てた気がする


(まぁ、いいや)

それよりも睡眠だ!


ダタッと残りわずかの気力を振り絞って、階段を上る


ガチャ


よし!ベッドにダイブ―…


「あ、小牧」


あれ、幻覚が見える

ついでに幻聴も聞こえる


カチャン


うん、多分本当に疲れてるんだ

静かに閉めたドアにはちゃんと"小牧の部屋!"というプレートも引っかかっている


(大丈夫、私の部屋だ)


意を決してドアを開ける

「クフッ、お帰りなさい」


「あれ、可笑しいな…」


目をこすっても、彼は消えない

自分のほっぺをつねってみると、痛い



……って事は現実ぅう!?


「な、なんでうちの部屋にいるの!?」

「愛があればどこへでもいけるんですよ」


やだやだ!

"愛"なんて言わないでください!


ってゆうかそれうちの質問の答えになってないからねっ!


「ってかそこどいてください!」


「そこ?…あぁ、僕と小牧の愛の営みの場ですか?」


「ちっがーう!ベッドって言え、ベッドと!」


いちいち紛らわしい言い方しないでください



「いいんですよ?素直に僕の胸に飛び込んできて」


「っ…!どけっ!」


ガッ


「グッ…!」


思いっきり蹴った足は骸の腹にクリーンヒット☆

そのままベッドから落ちてしまう彼


(…もしかして死んだ?)


ちょんちょんとつついて見ても骸はピクリとも動かない


(まぁ、骸はこれくらいじゃくたばらないか!)


そう思って布団をかぶり瞳を閉じる


(あー、すぐ寝れそう)


うとうとと睡魔が襲ってきて意識が遠のいてく





「んっ…」

「あ、おはようございます」


…………


「きゃぁぁあ!近い!近い!」


なんで同じベッドに寝てんの!?

「おや、嫌でしたか?僕の添い寝」


「嫌に決まってんでしょうがっ!」


離れて、と彼の体を押すがびくともしない


やはり彼は変態でも男なのだ、そう実感する


「いいと思ったんですがねぇ…」

「何がいいのかわからない!添い寝なんかして誰に利益があるんだぁあー!」


「クフフ…おや、これは何でしょうか?」


「………へ?」


骸を見てみると彼の目線は私の上


「あ…アルバム?」


「アルバムですか?クフフ、ちょっと拝見しますね」


「だっダメぇえー!」


「いいじゃないですか、ちょっとくらい」


私の言葉を無視するようにアルバムを開いていく


「へぇ、これが幼稚園の頃の小牧ですか…、可愛いですね」


可愛いですね、って何!?


もしかして貴方あれですか?

小さい子が好きなロリコンですか?

「…変態」

いや、変態は前からだよ


「誰が変態ですか?」


「え、私声に出してた?」

心の中に秘めていたと思ってつい本音が…


「はい。思いっきり」


私のばかぁー!!

「まぁ、否定はしませんけどね」
「いーやぁあ!」


お願いだから、ちょっとは否定してくださいっ!


その後、私のアルバムを隅から隅まで見尽くした骸さんは清々しく帰っていきましたとさ


(ってか何しに来たの、あの人ー!?)



●end●

―――――――――――
ちゃおっす!愛流です☆

うわぉ、ちゃおっすって一回やってみたかったんだよね\(^o^)/


ってかこの骸夢がテンション高めの話なのでうちもだいぶテンションが上がってきてます!



こーゆー変態パイナッポー大好き!

でも紳士パイナッポーも好き!
こんな調子で愛流は生きてます!

それではっ(^^)

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!