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結婚しようよ





「……陽奈??大丈夫??(笑)」








『…へっ!?あ、いや…あの……。』









突然のことすぎて、頭が回らない。







「もしかして聞いてなかった??」






『え!?///いや…なんか理解できなくて…///』








スカートをギュッと握って下を向く。









すると…………。






グイッ



『ひゃぁ!!!』









あたしの視界は真っ暗。

でも、すごくすごく暖かい。










あっという間に智くんの腕の中におさまっていた。







『ぁの………///』









もうパニックのあたし///








「…好き…。陽奈。」




耳元で智くんが囁いて、あたしを強く抱きしめる。







『フゥッ……ウッ……ウウッ…智く…ん……//。』





あたしの頬を涙が伝う。


溢れて、溢れて、止まらない。









「フフッ。かわいいな〜。」





そう言ってクスクス笑う智くんに、さらに涙が溢れる。









『グスッ……あたし…全然可愛くないよ??
グスッ…子供だし…智くんに…迷惑かけちゃうよ…??』









ギュッ









「……陽奈は??
陽奈の気持ちは……??」








抱きしめる力がさらに強くなって、胸がドキドキする。




あたしは、言葉を振り絞って伝えた。






あたしの想い。



精一杯のあたしの気持ち。





『フゥッ……ウッ……あたしも……好きぃ…。』










「フフッ。…良かった。」











あたしを抱きしめる智くん。



智くんに抱きしめられるあたし。











教会は、寒かったけど、あたしの心も体も…本当に本当に暖かくて幸せだった。












神様は見ててくれたのかな。









神様…ありがとうございます。









智くん…大好きです。



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