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檸檬



さて、3日目。


−−−−


「・・・・・・来るなよ」

「うんうん」

「ホントーに来るなよ」

「うんうんうん」

「来るなったら見に来るなよ」

「わらわらわら」

「来るなったら来るなったら来るなーーーーっっ」



「パフォーマンス蔡、体質系ミュージカル来てねーv」



学生たちのものとはいえ学科あげてのミュージカルとなれば、舞台一つに関わる人間の人数はかなりの数になる。

舞監に舞監助手、制作や広報部に照明音響美術スタッフと大勢いる中、やはり注目を浴びるのは出演者たちだ。

初等部メンバーからの主な出演者は二人。



金髪美少年動物フェロモンの乃木流架。

犬猫体質黒髪パーマ美少女、正田スミレ。



宣伝にはもってこいなビジュアルの同級生二人組の舞台となれば、初等部あげて観劇に行く以外はないのである。



「高等部第二講堂やって!」

「行かないわけないっつーの」

「やっぱ3日目は華やかだなー。ショーにパレード音楽祭・・・・・・演劇はナル先生がデュレクターかあ」


「楽しみやねえ、にいちゃん!」

「そやな、楽しみやわ」



とりあえず、檸檬も成り行きに任せて楽しむことに決めた。



(つーかスタッフが制服で作業してるとかありえないと思うんだけどなあ。服が引っ掛かったら怪我するよ?)


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あきゅろす。
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