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二度あることは三度ある



「いやー、どこに落としちまったのか探し回ってもうくたくただよ」

「まったくそうは見えませんけどねぇ。とりあえずドリンクいかがです」

「どりんく?」

「飲み物の事ですよ。」



携帯用のマグカップに出来たてドリンクを注ぎ込み、渡せば素直に受け取る。

しかし前田はカップを覗き込んだ瞬間に、始めて見る黄色い液体にどういった表情をすれば良いのかと苦笑い。

何が入っていればこんな色のものが出来上がるのだろう。瑠璃も詳しくは知らない。



「えーと、これは・・・・・・」

「きぼんぐりを5個ほど放り込んで作ったジュースです。スタミナドリンクなどとも言いますねぇ」



ちなみにしろぼんぐりを入れたので雑味無しの結構自信作であったりもする。

だが瑠璃は別に無理して飲んでもらわなくても良いのでそれ以上は言わない。

待たせていたテンテンにドリンクを飲ませてやるべくボールを取り出す。

ボムッという音と共に現れる黄色いモモンガに馬が驚くが知らない。



「お前どっからでてきた!?」

『イーッだ!メシのために大人しくしてたけどお前なんかもう知らないもんね!』

「・・・テンテン、お前この人になんか世話になったのか?」







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あきゅろす。
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