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二度あることは三度ある
太陽の猫

次なる目的地







「よっしゃ、もう撒いたな」




ま、葵尾の足にかかれば楽勝ということ。



現在東北に向かって奔走中だ。

理由?治安の良さそうなところに行きたいだけ。

南の北条はごたごたが起きるのが多いと前の村で聞いたからなんとなく行きたくない。

そしてもうすぐ冬なので、探すのが大変になる前に北を捜索するのだ。



・・・考えてみれば温暖化もないだろうし極寒なんだろうなぁ。

あー、シンオウに帰りたい。

牧場で乳絞りしてのんびりしたい。

前に飲んだカフェのモーモーミルクおいしかったなぁ。

よし帰ったら直行で行こうそうしよう。



そのまま瑠璃は良い気分で山の中を翔続ける。

人気が無いので青い炎の馬が走っていても騒がれないのをいいことに走っていると、ふと思いつく。





「・・・お?」




(そういや、ダウジングマシンの音量設定変更してなかった)




葵尾を止め、背中から降りる。



ボールに戻してベルトに装着すればただの旅人スタイルだ。




ポケッチの画面を操作してポケモン達の体調を調べ、周りに異常がないかを確認。

全員いたって健康。

ホッとする。

ポケモンセンターなんて存在しないこの世界で怪我などしたくない。



・・・考えてみると自分って丸腰なんだよな。

見かけだけでもなにか武器を持っていたほうがいいだろうか。

刃物なんか持ち歩きたくないけど警棒の代わりだと思えば抵抗感は無い、はず。



瑠璃は肩掛けバックを持ち直し、道に入る。







「こっからは歩くか・・・」









(幸運なことに、半径5キロ以内にダウジングマシンの反応出たし)

(こりゃこっちに向かってるな・・・?こっちの位置を確信したような一直線っぷりはエスパーか)

(テレポートしようとしないってことは誰かと一緒かな)








***太陽の猫***

(あ、日輪とは違うよ)





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あきゅろす。
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