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二度あることは三度ある
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得た情報







「・・・越後に、」





「越後に二匹の竜ですね。」

「・・・・・・」





もういいやと自棄になりつつボールから葵尾を出し、それに飛び上がる風魔を横目で見ながら跨った瑠璃。

友紀は風魔の腕からするりと抜け出し、瑠璃の肩に乗っかる。



友紀は彼に声を与えたのか。

彼がそれに対してどんな思いを抱えるのかは知らないが、瑠璃にとっては友紀の能力のすごさに驚く感情がずっと強かった。




≪こたろーさんの喉は、何か淀んだ力で震えさせることができなくなってす≫

「つまりは、風魔の風の婆沙羅によるものか。」

「・・・、」

≪こたろーさんの声を聞いてみたかったんです、聞けて良かったです、心を読むよりずっと気持ちがいいですもん!≫





ちりん、とどこかで鈴の音が鳴った。



(・・・・・・、鈴の音?)




瑠璃はふと耳に付いた感覚に眉を寄せるが、葵尾に準備が出来たので、その首をトントン叩いて進む合図をした。






「あなたの声を聞けて嬉しかったです、それじゃあまたどこかで!」







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あきゅろす。
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