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二度あることは三度ある


落し物







『続きがあるんですっ!風の人その時なんだか“毒の粉”を浴びていたみたいだから治してあげたんですっ』

「あれ?そうだったの。えらいね友紀、人の役に立つ事したんだねえらいえらい」

『最初は血のにおいがしたんでびっくりして“スピードスター”打っちゃいましたけど頑張りましたっ!』

「・・・前言撤回。びっくりしたのも怪しい奴に攻撃したのも仕方ないとして、謝った?」









毒も血のにおいもここが戦国乱世だとひしひし感じるが、治安維持部隊として慣れてはいるのでぺしんと頭を叩くだけに済ませる。

にしてもよく殺されなかったな。



あ、木から降りてきた。




「・・・・・・」

「・・・・・・?貝殻の鈴、届けてくださったんですか?」

「・・・・・・(コクン)」

「ありがとうございます。」



飛びついておいて受け取っていなかったのか、友紀。

ジト目で見るがすりすり手にじゃれてくるだけなのでもういいや。

届けてくれたのは善意からなのだろうと判断した瑠璃は素直に嬉しかったのでお礼を言う。



しかし困った。

ついさっき友紀には新しい鈴をあげたとこだった。

・・・とりあえず考えるのは後にしよう。





「も、なんかウチの子が迷惑かけたみたいですみません」

「・・・・・・(気にしてない)」

「あ、そう言って頂けると助かります」

「・・・・・・」

「読唇術ですか?少しならできます」







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あきゅろす。
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