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二度あることは三度ある
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交流は成功の様子?







「・・・ところで・・・・・・」

「まだなんかあんの?」



瑠璃はそういえば、と独り言。

隣に座る(座っていいのか?)迷彩忍者はそんな小さな声も逃さず訊ねる。

まだなにかあるのか?と疑い混じりに。

そして瑠璃が発した言葉といえば、






「真田氏・・・川に落ちたんだしきっと身体冷えてますよね・・・。ホットミルク作ったほうがいいかな・・・・・・」

「ちょっと!風邪ひかれちゃたまんないよ、旦那!その生乾きの頭拭いて!いや城帰って着替え!」

「これしきで風邪など引かん!」

「引く可能性があるって言ってんの!」

「・・・真田氏」



真田の体調を心配する、そして暗にさっさと城に帰れと言いたいがゆえの言葉だった。

それに気が付いた迷彩忍者だが風邪を引かれるのはたまったもんじゃないと便乗。だが譲らない真田。

瑠璃は忍者も大変だなぁと思いつつ助言。


「・・・・・・彼が仰るとおり風邪を引く可能性もあります。早めに戻った方がよろしいかと」

「・・・・・・はぁ・・・」

「もしこじらせて大病を患ってはそのお命にも危険がございます、それでは貴方様の『志』とやらを達することが出来ません。」

「・・・は・・・・・・」

「――過信は己を滅ぼしますよ」

「・・・はっ!そうでござった、自分は風邪を引かぬなどと傲慢な言葉でござった!うおぁぁ、叱って下され親方様ーーー!!」

「うあああうるさーい!!」

「・・・・・・はぁ。」



瑠璃はこちらの事など忘れて叫びまくっているお偉いさんとその部下に見られていないのでも良いかと判断し、腰ひも代わりのベルトに手をやり、






「焔尾、葵尾、屋久。“熱風”」





――クロバットを呼び出し、元から外に居た二匹と共に指示をした後に彼らを吹っ飛ばした。





「・・・とりあえず、これで服と髪は乾くでしょ」






どびゅーん!とばかりに吹っ飛んでいった二人は星になったのかな。

いや、殴り愛とやらで飛ばされてもピンピンしているらしいから大丈夫か。






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