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なんと申しましょうか。

狂ってる。










お見舞いに甘ったるい団子の詰め合わせを持っていくと、医務室はかなり騒がしかった。

グリフィンドールの選手達が輪になってパーティを始めだしていたのだ。

もちろん「出て行きなさい!」とマダムが叫んで血の気の多い野郎どもは追い出されていく。




『ハリー、気分はどうだ?』

「・・・ズキズキする・・・」




雹は普通の生徒ではないのでするりと病室へ入り込む。

教師権限万歳。



『お見舞いだ。この前気に入っていたやつ』

「ありがとう」





片手が使えないながらも、嬉しそうに口に頬張るハリー。

・・・スポーツマンは太ってはいけない筈なのだが。




『ブラッジャー、誰が犯人だと思ってる?』

「そりゃあ、マルフォイでしょ。君は?」



手づかみで食べられるものをチョイスしてきてくれたのが素直に嬉しいハリー。



『・・・果してそうなのか?と思ってるがな。五分五分だ』

「?」

『まあいい。他にもお見舞いに来たがっている生徒はたっぷりといる。相手が誰でも笑顔で対応しろ』

「急に何を?」




別に。

雹は今日、授業への合間にきていたりもする。

そろそろ教室へ向かわなくては。




『明日の朝には骨が生えてリハビリ出来るらしいから、魔法ってやっぱりすごいよなぁと思ってたところだ』

「まったくだよ」

『早く治せよ。あんたはたくさんの相手に希望の光みたいに見えてるんだ』




そう言うと雹は椅子から立ち上がり、さっさと出て行ってしまった。

クディッチの期待を背負ってる、ということだろうか?

ハリーは考えるが、腕が痛んだのでそのまま眠りこけた。







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