vocaloid
<序章>
悪ノ狂想曲
「あら、おやつの時間だわ」
―これは、終わりを告げる鐘と共に始まる物語―
「私達が処刑したのは…王女の召使いだったの」
“王女の生存”を境に廻りだす、‘悪ノ娘’の運命。
「返して…家を、家族を返してよ」
それぞれの歯車が噛み合い、複雑に絡み合う。
「もう俺は…、俺は戻れないんだ」
彼らの進む道は、惨劇だけなのか。
それを綴るのは、放浪する2人の旅人。
「彼は拙者の友人のナスノヨイチでござる」
新たに加わる二つの歯車が、物語の運命を変える。
「鮪がないなら、タコを食べればいいじゃない」
物語の末、“悪ノ娘”は何を見るのか。
「…私は、」
『悪ノ狂想曲』、開幕。
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