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もう11時前か。

尋仕事まだやってるな。


うっしゃ迎えいきますか。


店の精算も終え、セキュリティも完璧。

バイクでささっと尋の会社まで20分くらい。

こんな時間なら道空いてるかな。


ちょっと飛ばしぎみで着いた。


ガラス張りの今時の綺麗なビルで中々の大手。

じつは俺の親の会社の取引先だったりする。


尋は確か10階だったな。


エレベーターであっという間に着いた。


一度行ったことある尋のオフィスを目指す。


そのときも1人残業してたっけ。


なにげに仕事出来ちゃう子だからアレコレ任されて、NOと言わない子だから膨大な仕事量をこなしたりする。


尊敬します。尋さん。


俺の自慢の恋人自慢を心の中でしていたらオフィス到着〜♪


お?


誰だ?


暗がりで尋に触るやつ.....



あ"ぁっ


セクハラくそ上司かぁ!!!!


冷静にとっちめます決定。


「中嶋尋さんいますぅー?」


なんだかもう泣きますってこえで


「条....」


て呼ばれた日にはセクハラくそ上司ぶん殴ろうかと思った。


胸元ぱっくり開いてるし。


「おや、どなたですかな?関係者で?」


動揺を隠して

どなたですかな?

じゃねーよ。


「これは失礼しました。綾瀬商事の取締役会長の長男です。お世話になってます。」


「なっあの綾瀬商事様の!!!!」

この会社で多分一番大きな取引先だろ。

様つけちゃったよ。

「この尋さんとは深い関係がありまして、うちの両親も大層気に入ってましてね。」


目で訴える。



てめー俺の尋に気安く触ったら次は飛ばすぞコラーー!!!!!



「そ、そ、そ、それはそれは、大変失礼しました。積もる話しもおありでしょうし私は先に失礼します。じゃ、中嶋残りの仕事任せたぞ。では!!!!」



はや!!!
消えるのはや!!



グスッ


「尋、間に合った?ごめんな。また恐い思いさせて。」



よく変態に目つけられて傷つけられた尋。


いつもあわやで俺が止めてきた。

「違う。仕事、夢中で1人になっていたの気づかなかった。
僕の責任。本当に僕はバカだ。」


いつも一生懸命で突っ走って夢中になる尋は格好いいよ。

いつも前方後方左右不注意だけど


「それが、尋だもんなぁ。そこが可愛いんだけどさぁ。」


「なっなんか気が抜けて腰に力入らないや。」


「じゃあさ、ほらデスクに腰かけてっと」


目線を合わせやすいじゃん♪


「んっちょ、条!んんっ」


深く深く口づける。


俺ら以外誰もいないオフィスで水音と漏れる吐息が響く。


「んっはぁっ......んっ」

尋の顔が蒸気して目がとろんとしてる。

やばい。


やばいよ。


スーツ姿のトロトロの尋。

俺、止まらないかも。



所謂、俺も変態なんですよねっ!!!




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あきゅろす。
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