番外編
A条side
「お疲れ様でーっす」
「おつー。条、土曜日も入ってるよな」
「あー多分。」
「よしよし。土日はかきいれどきだからねぇ。店長俺ら組ませたがるのよねー」
やっとバイト終わり。
今日も隼人先輩と俺のシフト。
男女ともによく買いにきたな。疲れた。
隼人先輩いわく
「俺とお前のシフトん時はいつもの10倍客くるよ♪」
だって。
あーんな事より尋ちゃんと帰れたかな。
あー休みゃ良かった。
本当心配…
「あ。メールきてる。」
「だーれからーめったにメールなんかしないくせに〜」
隼人先輩。あざといな。
わかってるくせに。
「世界一可愛い子ですー」
ぶっきらぼうに返す。
「ぶぶっ!!おっまえ本当に尋ちゃん絡むとわかりやすーい♪」
くそっ名前なんか教えるんじゃなかったな…
メールを見たら…
「今から帰るだぁ?!!」
待て待て
もう21時だぞ…
尋は家まで徒歩だし…
「尋ちゃん1人で夜外うろつくのはデンジャラス〜♪」
「先輩黙れ。まじで急ぐんでタイムカード押しておいてください!じゃ!」
「お〜早。走るとこも初めて見た。」
ここから学校まで電車で1時間弱。
ガチャ
「先輩!原付貸して!早く!」
キョトン顔の先輩。
「あーハイハイ。ほれ」
ほいっと鍵をポケットから出して投げてきた。
パシッとキャッチして
「サンキュ!いつか借り返す!じゃ!」
「はいはい。なら尋ちゃんに会わせてー♪」
「それはダメ!じゃあ急ぐから!」
チェッと言う先輩は無視して急ぐ。
普段は原付は持ってないし乗らないが先輩の原付はよく借りていたから乗り慣れてはいる。
しかもエンジン、ちょっといじってある。
… 飛ばしますか。
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