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小説
C斎藤と連れ



またまた俺の可愛い尋は盛大な勘違いにより

暴走。

だってどう見ても野郎共、見とれてたし。
顔赤くなってるし。

斎藤なんか尋の浴衣姿を爪先から頭のてっぺんまで見て一瞬腰を屈めたよな。


尋は自分の綺麗な容姿にとんと興味が無く、鈍い。


超無自覚。


派手にスッ転んだ尋を急いで助けにいく。


「いったぁ.....」


手を引っ張り上体だけ起こす。


ん?


「中嶋平気か?何が何だか解らんがなんかごめんな?」


おい斎藤、覗きこむな!!


尋は派手にこけたせいで着崩れて、それはそれはセクシーな太ももが露になっていた。


てかついでに胸元もユルユル。


「わわっ凄い着崩れしちゃったな!!」

斎藤の連れが明らかに着崩れた尋を見てニヤニヤしてる。


「俺、直しかた解るからやろうか?」


またまた斎藤の連れがしゃしゃり出る。


「良いよ、俺やるから。
尋は凄く恥ずかしがりなんだ。膝擦りむいてるし、静かなとこ連れてくから。」


ピシャリと言ってやる。


面白がるな。


いつだって尋は一生懸命なんだ。


ちょっと暴走が過ぎただけだ......


「悪い、本当になんか傷つけたなら謝る。
ただ、さっき俺らが黙っちゃったの中嶋の浴衣があまりにイケてたからだぜ?
本当!!」


「ほんと?」


うるうる子鹿ちゃんの上目使いで斎藤たちに問う。


ズッキューーーン


て音が聞こえたような。



「ほっほんと!!!」


「まじまじ!!!イケてる!!ヤバい!!!」


斎藤たちが口々に言い出す。


ヤバい?



「危うく勃ち」バッシーン


斎藤のゲンコツが連れにhit。


言おうとした事は解る。


俺も似たような事よく言ってるからな。


尋は解ってないし笑顔が戻ったけど。


「ごめっんね!!僕友達との付き合いかた解らないままここまできたから。本当にあっ、ありがと!!」


小さく小さくありがとうとハニカム尋は

べラボーに可愛かった。


俺含めた野郎五人、あまりに可憐な尋に

赤くなって固まってしまった。

別の場所もね。

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