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小説
N
条と思わぬ激しい行為をした後、僕は爆睡した。

気を利かせてくれた条が遅めの20時に食事を用意してくれるように手配してくれた。


着替えて一階の広いテラスに行くと、ライトアップされていて夏に咲く花々が艶やかに輝き夜使用の何ともロマンチックな雰囲気に。

そこにディナーが用意されていた。


「綺麗だよなー夏のライトアップも何かいやらしくて♪」

「条ってそればっかり!」

若干あきれつつ席についた。


「おめーら俺がこき使われてる間に優雅に飯かぁー羨ましいわぁ〜」


「あっ拓海さん!そっか…」


美夏さん、お手伝いしてるって言ってたっけ。


「こんばんは。大変ですね。時間ずらしてもらってゴメンナサイ…」


「あー良いよ別に。うち割と融通きくとこだからねぇ〜」


「こら拓海!!サービスって言いなさいよ!!」


美しく元気いっぱいな女性は艶やかなテラスを一気に和ませた。


「美夏さんも…すみません。18時予約だったのに…」



何だか拓海さんも美夏さんもニタァ〜っとしている…


「まぁ〜ナニしてたんだかすぐ想像ついちゃったけどねぇ〜♪拓海。」


「あー条から予約ずらすの聞いた時すぐ想像ついたな。」


なんの想像だろ?


「何だか解らないけどお二人ともエスパーみたいですねぇ〜」









「「「ぶっ!!」」」


三人同時に吹き出した‥


「やっぱ尋可愛い〜♪まじで天然おバカさん〜!面白すぎーっ」


「なっなに条?えっエスパーってとこ?エスパー伊藤って意味で言ったんじゃないよ?」



と言ったら三人とも数分間ゲラゲラ笑っていて僕は置き去りだった。

よくわからないなぁ。



三人の空気が落ち着いたら次々と美味しそうな洋食が運ばれてきた。

創作イタリアンだそうだ。


「めっめちゃくちゃ美味しそう!僕お腹鳴ちゃった‥」


「ここの飯、美味しいよ。ピザも窯焼きだしね♪」


「条、ノンアルのカクテルでも出すか?」

「お、頼む。」


拓海さんがOK〜と言いながら厨房へ去った。


「えっ拓海さんが作るの?」


「うん。厨房のことほぼ出来るよ。美夏さんに叩きこまれてるからね。それに器用だからアイツ。」


さすが園芸部の部長さん。いろんなセンスに優れていそうだなぁ。


「あいよーん♪条と尋ちゃんのイメージカクテルだよーん!」




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