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小説
H
「本当に条の血縁の人はお花が好きだねぇ」



ペンションのアチコチに飾られた綺麗な花々。


拓海さんも園芸部の部長さん。


「あーうちの母親も好きだしね。ペンションに置く花は拓海プロデュースだよ。」



少し鼻が赤くなって日に焼けた条。



「さすが拓海さんはセンス良いんだねぇ」



ペンションの中に設けているティールームでくつろぐ。




「む。拓海はタラシだよ。確かに花のセンスは認めるけど、あんま油断して近づいたら…」



じ…



「俺もタラシだよって感じ?」


「あははっチョット思った。ばれた?」


がっくりと肩を落とす条が可愛い。



「ハーブティー美味しいね。」


ティールームに来たらペンションのスタッフさんが煎れてくれた。



「ここで育ててるハーブだよ。」



綾瀬家さすがです……






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