小説
J
そんな時にドカドカと条が心の隙間に入ってきた。
くすぐったくて、ドキドキして、暖かい。
条は僕の両手を包み込んで
「尋、俺を信じてくれますか?嫉妬深い俺だけど良いですか?これからも一緒に歩んでくれますか?」
「なんか…それって…」
「プ、プロポーズだよ!!で、返事は?」
真っ赤…
え、嘘。
「嬉しくてまたのぼせそう…ありがとう。この関係を…未来を考えてくれて…」
そこまで考えてくれていたなんて知らなかった…
「今はまだ俺には力が無い、けど!!絶対に尋を守れる男になる…誓います。」
綺麗な顔…この狭い僕の部屋で…月明かりだけが部屋を照らす。
何て神聖なんだろう。
「僕も男です。守られるだけじゃ嫌。いつか強くなって条を守れる男になります。…誓います。」
月明かりの下。シングルベッドの上で。
僕たちは誓いのキスをした。
この頃から僕たちの絆はより深くなっていった。
心も
体も
君と共に…
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