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小説
B
ピンポーン



あ、条だ!


カチャ

「いらっしゃい」

条は大きめの鞄を肩にかけてニコニコと立っていた。


「お世話になりまーす♪お邪魔します。」

今日は条が泊まる日。


この後一緒に飲み会に行って早めに抜け出してまた家に戻ってくる予定だ。


「待っててね、僕まだ部屋着だから…」
「ごゆっくり。露出は控えてね!」


「いや、僕の露出なんか見たくないでしょ普通…」


ハァ〜
とため息をつく条をリビングで待たせる。



何着ていこうかなぁ…


この前買った首回りがスッキリしている薄手のTシャツとハーフパンツで。



「スッキリし過ぎ。」


条のチェックが入った。



「だって暑いの嫌だもん。」



ぷくーっといじけてみる。



(ゥッ可愛い)
「でも肩開きすぎーハーフパンツも尋の可愛いあんよが見える!」


普通の格好なのにぃ…


「考えすぎだよ…肩開いてるからって誰も見ないし。」


「俺はガン見してる!」


「それは条だからだよ。条は変態だもんっ」


譲らない。

だってこれ…条とデートの時の為に買ったのに…



何だか悲しくてジワリと涙がでてきた。




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あきゅろす。
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