[携帯モード] [URL送信]

小説
E波乱
「なーかじまー」


休み時間。

条は女の子に呼び出されて席を外している。


「中嶋ってば!」



「はっ!ごめん!!何?」


ついつい条の事が気になって…



「中嶋と喋るチャンスなんて綾瀬がいない時だしな!!ずっと話ししたかったんだよ。」



クラスメイトの斎藤くん。


ちょくちょく話しかけてくれるけど…

「綾瀬は中嶋にベタぼれだからなぁー話しかけずれーって!!」

あははー
と陽気に話す。



ベタぼれは置いといて…


「あ…嬉しいよ。僕は特定の友達って…昔から作れなくて…嬉しい。」(ニコ)




「うわわゎ…おまっ笑うと!!」


えっ

何?



「ごめん。斎藤くん。僕気持ち悪かった?」



「いや!!違う!!…笑った方が凄く良いよ。凄く可愛「尋!!」」




あ、条だ。


「タイムリミット〜」


斎藤くんはチェ〜
と言いながら去って行った。



「条…もう良いの?女の子…は…」



なんか条の表情が…固い?


「うん…そっこう断ったし。それより斎藤とは何話してたの?」




「うん…僕と話してみたかったって。
嬉しいなぁ…」



条の眉間の皺がみるみるうちに寄っていく。



「ねぇ…尋。今日は俺さバイト休みなんだ。」


嬉しい!!


「うん!」


「だから…俺んちで遊ぼうね。誰も居ないからさ。」



…何だか条の目が


怖い。




「あ…良いよ。うん。初めてだね条の家行くの。」



初めてだし、嬉しいはずなのに。




胸騒ぎがする。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!