小説 D条side 「ありがとうございました。外までお持ちします。」 いつも通りバイトをこなす。 「よぉ、条〜この前いた子だれよ?」 同じバイト先の大学生だ。 「隼人先輩、なんのことぉ〜?」 しらばっくれちゃえ。 「またまたー可愛いの連れてたじゃん♪まぁ、ちょっとボーイッシュか。」 「男ですよ。」 目をつけられちゃ困る。 釘をさしとこう。 「ええーっ!!まじか!!すげぇタイプだったのになぁーあんな可愛い男いるのかぁー」 いるんだよ… 「先輩、変な気おこさないでよ。可愛いからってさ。」 尋はほんっとに可愛いから男も寄ってくる。 もれなく隼人先輩も変態だ。 心配すぎる… 警戒心ゼロだ。 「さーぁ♪どうかなぁ。条の高校だよね?…ふーん」 「駄目ですよ。」 あぁ…もう… 早く俺のものになってくれ。 気だけが焦る… [*前へ][次へ#] [戻る] |