小説 B感情 あの後、予鈴が鳴ったので拓海さんと別れ教室に戻った。 何だか色々あったなぁ。 気持ちが高ぶっている。 条は…僕の恋人? うわぁ…顔あつっ どうしよう。 恋だと自覚してから急速に好きになっている。 顔を思い浮かべる。 気づくと条を目で追っている。 好き。 顔がにやけちゃうよ。 条の腕の中は花の甘い香りがした。 今も…条の広い背中を見る。 それだけでドキドキする。 条… 僕で良かったの? 本当に僕が好きなの? 好きって幸せな事だね。 好きって…… 怖い… [*前へ][次へ#] [戻る] |