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カラクリ*ハート
*また会いましたね
「これ!起きなさい!!掃除の邪魔だよ。」
『う"ぅ〜ん…分かったよぉ〜。』

朝から忙しそうに掃除をするお婆ちゃん、私は髪をくくり服を着替える

「そうだ、今日は町へ行って買い物をしてきてくれないかい?」
『いいよ、任せてよ!!』

元気良く返事をして家飛び出したら「メモ!!上にパーカーを着なさい!!」と怒られた

『え〜っと、お砂糖・バター・牛乳とそれかr』
「おい!!酒だよ!!酒持ってこい!!」
「俺達を誰だと思ってんだ!!あぁ?」
「す、すみません!!でも、店にはもうお酒は無いんです。」
「なら、お前んとこの娘を貰ってくぜ。」
「文句ねぇよな!!」
「ひっ、だ、誰か…!」
「誰も助けてくれるわけねぇんだ…ぐえっ!!」

女の人を捕まえている男に腹に頭突きをかましたら、その男は腹を押さえてうずくまった

「このガキ!なにしやがんだ!!」
『嫌がってんじゃん!お酒が欲しいならよそに行けばいいじゃん!!』
「俺達はガキにだって容赦はしねぇぞ、殺せ!!」

刀を構えて振りかかってくる海賊をかわしつつ軽やかに相手を倒していった

『残るはあんただけだよ!!』
「ふん!ガキ相手にこのざま…だが、俺はそう簡単に甘くはないz」
『な、え…!?』

目の前の男が足から順に凍りづけにされて行くのを目の当たりにして、開いた口が塞がらない

「あらら、誰かと思えば昨日の子じゃない。名前は確か…メイルちゃん?だったっけか?」
『……!!』
「あれ?驚かせちゃったかな。お〜い。」
『…!!……す…。』
「す?」
『すげー!!何!?一体どうやってやったの?凄いよカチンコチンに凍ってるよ!!』
目の前で起きた状況に歓喜の声を響かせるとポカンと口を開けて聞いていたが、暫くするとその言動が面白かったのか笑い出した

「ははは、あんたは本当に面白いじゃないの。気に入ったよ。」
『ねぇねぇ!!さっきのどうやったの?ねぇってば!!』
「そうだねぇ、俺と一緒に来てくれれば教えてあげるよ。」
『本当!?行く行く〜!!』

行くと言う言葉を聞いたクザンさんは止めてあった自転車の後ろに私を乗せて走り出した

─────────
《ねぇ、さっきのどうやったの?教えてよ!!》
(向こうに着いてから教えてあげるよ。)
《あ、ねぇコレアイマスク?》
(ちょ、引っ張らないでよ!)
《いいじゃん、ちょっと貸してよ。》
(痛い痛い!髪も一緒に引っ張ってるって!!)

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あきゅろす。
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