[携帯モード] [URL送信]

カラクリ*ハート
*私の居場所
初めて私の姿を見て驚かない奴を見た…。
コイツなら、ついて行ってもいいかもしれないと心から思った
「そういゃ、名前聞いてなかったな。」
『あぁ、私はメイルだ…。お前はユースタス屋だろ?』
「何でトラファルガーの真似すんだよ!!」
『何だ?違うのか…?』
「ユースタス・キッドだ…。マスク被ってた奴がキラーだ。」
『あぁ、分かった…。』
「キッド、メイルの歓迎会の準備が整ったぞ。」
『歓迎会?何だソレは…?』
「お前が俺達の仲間になった祝いみたいなもんだ。」
そう言ってキッドは私の頭をぐしゃぐしゃに撫でた
『ボサボサになる…。』
「頭から布被ってんだから別にいいじゃねーか。」
大きな扉が開いた向こうにはこの船のクルーらしい人達が沢山いて、賑やかだった
「あ!お頭!!その子が新しいクルーですかい?」
「あぁ、コイツの名前はメイルだ。」
『メイルだ…この船の新たなクルーだ、宜しく頼むぞ。』
「メイルかぁ!!宜しくな!!俺はドレットって言うんだ宜しく頼むぜ!!」
『あぁ…。』
早速始められたら歓迎会で、私はクルーからの質問攻めにあった
「メイルって歳幾つ?」
「メイルって女?それとも男?」
「彼氏はいんのか?」
「何でそんな布被ってんだ?」
『一度にそんなに質問するな!!』
「あぁ、悪ぃ!!」
『歳は17、性別は女、彼氏なんぞおらん。この布は姿を見られん様にだ…。』
「キッパリ言い切ったな…、真面目に答えなくても良かったんだぞ?」
『仲間に隠して何になる。』
「おぉ!!メイルって格好いい所あんな!!」
『そうか…?』
「##name_1#。お前はまだ隠していることがあるだろう?」
『何だこの仮面野郎…。』
「いいじゃねーか、減るもんじゃないんだからよ。」
『ハァ…、分かった。』
渋々、頭の布だけを取って皆に見せたら…
「スゲェ!!なんだこれメチャクチャ可愛いじゃねーか!!」
「本当だ!コレ本当に頭に付いてるのか!?」
『あ、あぁ…。』
「「「か、可愛いー!!」」」
皆の反応が予想外だったため、こちらも驚いた
『そんなに良いものなのか…?』
「まぁ、此処には男しかいねぇからな…。」
『そうか…貴様もこの耳を良いものと受け取るか?』
「あぁ…。」
そう言って、また私の頭をぐしゃぐしゃに撫でた…


(いいなぁ…お頭とメイルって絵になるよな。)
(あ!それ俺も思った!!)
(キッド…グッジョブ!!)←キラー

[*前へ][次へ#]

4/32ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!