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カラクリ*ハート
*ハートの海賊団
変態に担がれ連れて来られた船の中…
『おい、そろそろ下ろせ…。』
「あぁ?下ろしたら逃げるだろ。」
『あぁ、勿論逃げるさ…なんせ此処は敵の船なんだからな。』
「着いたぜ…。」
そう言って連れて来られた場所は本やら書類やらが溢れかえっている場所だった
『何だ此処は…ゴミ箱か?』
「俺の部屋だ…ホラ、これ履いとけ。」
そう言って渡されたのはズボン
『折り曲げないと入らんな…一応礼は言うぞ。』
そのままズボンを履いて逃走しました
「Σあ!テメェ、待てよ!!」
『待てと言って待つ馬鹿はおらん!』
「ベポ、ソイツを捕まえろ!!」
「アイアイキャプテーン!!」
『誰だベポって、ぶ!!』勢いよく何かにぶつかった
「キャプテーン、捕まえたよ〜!!」
『白熊だ…フカフカ…。』
「オイ、なにしてんだ。」
「キ、キャプテン…いや、この子がいきなり。」
今私はベポと言う白熊に思いっきり抱きついている
『貴様はベポと言うのか?』
「えっ?そうだけど…?」
『ふむ、毛並みも綺麗だし…フカフカ加減も申し分ない。』
「何だ?ベポが気に入ったのか?」
『あぁ、お前の船にこんなに可愛い生き物がいたとわな…。』
「俺一応此処のクルーなんだけど…。」
『そうか…マスコットかと思ったぞ。』
「何かスイマセン。」
『そう落ち込むでない、お前はそれくらい皆に愛されていると言う事だ。』
「オイ…行くぞ。」
「アイアイキャプテーン!!」
『どこに…?』
「皆に顔見せんだよ…行くぞ。」
『ふ〜ん…、ベポ肩車だ。』
「いいよ。」
ベポに肩車をして貰いながら甲板まで行くと、既にクルー達が集まっていた
「船長、その子がユースタスんとこの?」
「あぁ、メイルって言うんだ…。」
「てか、船長…どうやって連れてきたの?」
『勝手に連れて来られた…そして現在にいたる。』
「メイルちゃんって言うの?俺モロタイプなんだけど!!」
『そう言えば、お前の顔面思いっきり踏んずけた記憶がある…。』
「えぇ!!あの時の子!?」
「船長…その子を一体どうするんですか?」
「そりゃあ勿論俺と一緒に…」
『私はベポから離れんぞ…!!』
「えっ?ち、ちょっと…!キャプテンも目が恐いよ!?」
『よしよし、ベポは恐がらなくても良いのだぞ。』
恐ろしい眼差しで私を睨んでいる変態を気にせず、目の前のベポに夢中
『まぁ、アイツが迎えに来るのにも時間が掛かる…その間だけ此処の"クルー"と言う事にしといてやる。』
そう言い放つと今までの恐ろしい眼差しが、一瞬にして輝いた
「よし!メイル、今すぐ俺の部屋に来い!!」
「嫌だ…。」
「何にもしねぇよ。」
「仕方ない…行くぞベポ!!」
「アイアーイ!!」
そのまま私と変態と一匹は部屋に向かいました



(メイルちゃんってスッゴく可愛いのに、喋り方上から目線だよね?)
(船長も船長だしな…ユースタスに迷惑が掛かるな)
(ベポなんかメッチャ可愛いがられてるし…羨ましい!!)

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あきゅろす。
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