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カラクリ*ハート
*可愛さも必要?
昨日キッドに言われた"女らしさ"について、今私は頭を悩ませている
『女らしさとは…何だ?自分を着飾る事?それとも…。』

コンコン

『誰だ…?』
「俺だ…。」
『何か用か…?』
「あぁ、さっきからお前の部屋から唸り声が聞こえたのでな…大丈夫か?」
『あぁ…それなら問題ない。私は昨日アイツに"女らしさ"が無いと言われたのでな、その事について考えていたんだ。』
「そうか、別に俺は今のままのお前でいいと思うぞ。」
『そうか…。』
「何なら俺が服を選んでやる。」
『本当か…!』
「あぁ、コレを着ればバッチリだ!!」
と言ってどこからか知らないが服を持ってきたキラー。
『コレを着るのか…?』
まぁ、キラーが持ってきてくれたのだから…この行為は大切にしよう
『部屋の外で待っていてくれ…。』
「あぁ…。」

ー5分後ー

『キラー、コレでいいのか…何故他の皆が勢揃いしているんだ?』
「皆がお前の姿が見たいと…。」
『そうか…似合ってるか?』
今の私の姿は、"メイド服"と言う物らしい…白と黒のフリルに腰にはピンクの大きめのリボンが付いている(何時もの布は取っている)
「「「///か、可愛いー!!///」」」
「メイルちゃん!!スッゴい似合ってるぜ!!」
「///それに、耳が元から付いてるから余計に…。///」
『そ、そうか?』
「キッドにも見せてきたらどうだろう?」
『よし…見返してくる。』


「キラーさん、メイルちゃん大丈夫かな?」
「大丈夫だ見せたらすぐに戻ってくる。」
「え…?」
「メイルはキッドを直視出来ないからな…。」
「えぇ!!そうなんですか!?」
「「「(ウブなんだ…。)」」」

コンコン
「入れ…。」
『入るぞ…。』
「珍しいじゃねーか、お前から部屋にくる……。」
『どうだ…?"女らしさ"について考えた結果だ…!!』
「誘ってんのか…?」
『何がだ…?』
「そんな格好して、俺を誘ってる様にしか見えねぇぞ。(コイツ天然か…?)」
『いや…誘うもなにも、そんな気なんぞひとかけらも無い…って何だ急ににやけおって!!』
「いや…何でもねぇ。まぁまぁ似合ってんぞ。」
『まぁまぁか…。』
「嘘だ…スゲェ似合ってる。///」
大股で進んできて耳元で囁かれた
『ち、近い…!!』
「何だよ。こう言って欲しかったんだろ?」
その後、気がつけばキッドの腕の中にいた
『///%@*#$+:\!!///』
声にならない叫びと気恥ずかしさがこみ上げてきた
「声になってねぇぞ、そんなに嬉しいのか?」
意地悪そうな笑みを浮かべた…
『部屋に戻る…。』
「そうか?」

バタン

「しかし、何であんな服持ってたんだ?」


(メイル。どうだった…?)
《あ、あぁ…うん。》
(キラーさん、メイルちゃん何か顔赤くなかいですか?)
(キッドが何かしたんだろ…。)
(((可愛いなぁ〜。)))


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あきゅろす。
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