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カラクリ*ハート
*旅先の出会い
私は普通に旅をして、普通に歩いていただけだ…なのに
「オイ!そこの怪しい奴!!」
『私に何か用か…?』
「今よぉ、ちょ〜っとムシャクシャしてんのよ…つー訳で…死ね!!」
一人の海賊らしき人が襲い掛かってきたから返り討ちにしてやった。
『面倒くさい…。』
次々と襲い掛かってくるから全部やっつけて縛ってやった。
「そこの怪しい奴!!大人しく手を上げろ!!」
海軍か…厄介だな、まぁ事情を話せば聞いてくれるだろうか
『コイツらが勝手に襲い掛かってきただけ‥。』「隊長!向こうでも争いが発生しているとの報告が…。」
「お前も、気をつけておくように!!」
『あぁ(面倒くさい…)。』
海軍が通り過ぎると、向こうが騒がしかった
『何かあるのか?』
気になって来てみたが…『見えない……ハァ、仕方ない。』
こんな所で自分の身長が仇となったが、近くの建物の屋根に登って見てみた…
『誰だ…アイツら。』
中央に海賊の船長らしき人物が二人立っていた。物凄い殺気が漂っている…
『黄色いパーカーが二億、赤髪のが…ろ、露出狂かアイツ!!でも、三億一千五百万か…。』
(苦手な奴…でも近寄りさえしなければ問題はない。お!戦闘開始か!)
心の中で考えていると、中央の人物は既に交戦中だったが…
「坊や!駄目よ!!戻って来て。」
母親らしき声が聞こえた、その先にはヨチヨチ歩きの子供が中央の人物に向かって歩いている
『マズい…!!』
私は交戦中の二人をすり抜け、子供を抱え向こう側まで走った
『大丈夫か?』
「キャハハハ。」
呑気に笑ってやがんな、まっ、こんな子供に注意しても分からないか。
「すみません!本当にありがとうございます!!」
『気をつけろよ…。』
泣きながら母親は私にお礼を言って戻っていった…私もこの場から逃げ‥「「オイ!」」
綺麗にハモった声の方を見れば、さっきまで争っていた二人が目の前に立っていた
「お前、今なにした。」
『は?』
「お前何かしただろ、さっき俺達が交戦している中すり抜ける様にしてかわしていっただろ?」
『別に特別な事はしていない…ソレより。』
私は猛スピードで赤髪の前まできてコートのボタンを一番上まで閉めた
「ッテメ!!なにしやがる!!しかも、何物陰に隠れてんだ!!」
『条件反射だ…気にするな(棒読み)』
「お似合いだな、ユースタス屋。」
「ぶっ殺すぞ!!」
『良かったな、似合わないゆりはマシだろう?(棒読み)』
「ククッ、面白いな。気に入った…お前、俺と一緒にこい!!」
『嫌だ…。』
「Σ即答!?何故だ。」
『怪し過ぎる…。』
「テメェだって十分怪しいだろうが!!」
『うるさいぞ露出狂!!』「露出狂……ぷっ。」
「笑ってをじゃねぇ、クソファルガー!!」
「何だよ、露出狂。」
また二人が喧嘩を始めたのを見て今のうちに逃げようと、屋根の上に登ったら…
「「待て!!逃げるな!!!」」

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あきゅろす。
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