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ホラー小説
呪いのゴスロリ 前編


作 結城小春



みんなは「ゴスロリ」という言葉は知っていますよね。

「ゴスロリ」の意味は、人形が着る服みたいなフリフリしている可愛らしい服。


ある店はゴスロリを安く売っていた。
まさかあのゴスロリが…「呪いのゴスロリ」なんて…思わなかった……




主人公、瑠南(るな)はとてもゴスロリが大好きでゴスロリを集めていた。まさに「ゴスロリマニア」と言えるだろう。

お小遣いもお金も全部、ゴスロリを買うお金になっていた。
父はお金持ちではなく、普通のサラリーマンであったためにお金はあまり無かった。

今の苦しみを瑠南は分かっていなく、いつもの通りにゴスロリを買いに行っていた。
そんな瑠南の様子を母が見ると、飽きるように

「何でゴスロリを買うの?3着ぐらいでいいじゃない」

「やだ!こだわりがあるの!お母さんには私の気持ちが分からないよ」


母の説教はくだらない。
別にいいじゃない。
ただゴスロリが好きだけだよ!

瑠南はどうやら「ゴスロリ」がないと生きれないらしい。


ある日、瑠南の財布は空っぽだった。いつものように、母にお小遣いを貰いに行った。


「今月のお小遣いね…」

母がため息をつきながら、瑠南に封筒を渡した。
瑠南が封筒を開けると、たった千円だった。
いつもは三千〜四千円だったのに!?

「何これ?全然足りないよ」

「これで十分よ。ゴスロリを買わなかったら1ヶ月で足りるわよ」

「はぁ!?ふざけんな」


瑠南は靴に取り替え、玄関を出た。

「どこに行くの?」

「ゴスロリの店!!」

「後悔するわよ」

瑠南は無視し、そのままゴスロリの店に向かった。
いつも行っているゴスロリの店に向かう時に見たことがない店を見かけた。

奥にボヤーと薄暗い店があった。
普通の店以下で明かりが少し怖い。
看板では
【ゴスロリ専門の店
他の店より安く売ります。ぜひ足を運んで下さいませ】
と書いてあった。

ゴスロリマニアである瑠南は当然目が光っていた。

まあ後で行こうと思い、その店は後にした。



いつも行っているゴスロリの店はなぜか閉まっていた。

いつもは開いているのに…
別に定休日ではないが…
店長が何か用事があったんだろう。


また行こうと思い、家に戻ろうとしていた。
その時、あの店を思い出した。
奥の道を歩くと、あの店があった。


瑠南がドアを開けると、外から見える背景より違った。
明るくて、若者に人気みたいな店だった。

瑠南はこの店を見つたことを嬉しがっていた。


ゴスロリが沢山ある。

瑠南がゴスロリを見ると…なんか古着っぽいだ…
ちょっとがっかり…。

がっかりしていると店員らしい人が私に掛けられた。

「古着なんです。古着なので安く売っているんですよ」


なぜ安く売っている理由が分かった。
古着だからなんだね。

「そうなんですか。いつからここを立てていたんですか?」

「…だいぶ昔ですね。あなた様がこの店の初めてのお客様ですよ」


だいぶ昔なのに…私が初めてのお客様…?
人気なかったのかな。
人気だと思ったのになぁ…

瑠南がゴスロリを見回ると、1つのゴスロリを見つけ出した。
周りは古着っぽいけど…あのゴスロリだけ新しい…?

「まあお客様。いい所で見つけ出しましたね」

「いくら?」

瑠南はこのゴスロリが気に入っていた。
ぜひ欲しかった。


店員の顔は難しい顔になっていた。

「どうしよっかな…」

「千円しかないんですけど…」

「……じゃあ…」


店員は値段を言おうとしていたー…

それまでは普通だと思ったんだが…
…瑠南はあのゴスロリを買うことになり…すごく恐怖を与えられた…

あのゴスロリはいったい何!?
普通のゴスロリじゃないの…!?




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