時の戦士 時の戦士 2 俺は…あの後警察に事情聴取された。 無言で応えたらいつのまにかにジェリーが自殺したことになった。 心の中で…抵抗していた。 ーチガウ…ジェリーハ…コロサレタ。ー 俺はジェリーと無関係とみなされ、警察署から帰ることになった。 僕の親友のリヨンに相談しよう…。 明日会おうかな? ――――――――――― 僕はリヨン。今これを読んでいた。 「なんてことだ…。ジェリーは自殺じゃなかったのか…。ああ〜。あの時そうしきゃよかった。」 思いっきり机をバンと叩く。ペンたてがぐらりと揺れる。本がガラガラリと右にもたれていたのが左に戻る。 リヨンの服に飲み残したコーヒーがかかる。 「あああぁ!あっちぃ!」 ドテンドタン! ああ、僕の愛する妻が来た。 ガラッ! 「リヨン!!大丈夫?叫び声が…。ああ!チキン焦げてる!」 ドアから巨漢の体を覗かせて僕の妻がいう。片手にフライパンを持ちながらね。 フライパンの中から焦げ臭い匂いと…チキンがある。 どうも。みなさん。紹介します。僕の妻のルナです。前はね…スリムだったんだけどね。 今はブクブクと激太りさ。28で…。はぁ。僕はリヨン・コンチェスター。 アレン・ウェルダンの大親友で29さいです! 「あ〜コーヒーをこぼしたの。チキン…焦げてる。」 ルナは顔をほっとさせて フライパンをゴミ箱に半分突っ込んでチキンを捨てた。 「大丈夫。一昨日のよ。半分腐ってたから。」 「…どうも。腐ってたのを食べなくてよかったよ。」 「じゃ、もう行くね。」 僕は内心早くルナをどっかに追いやりたかった。 早く日記を読みたかったからだ。 さて、読むか。 どれどれ… 「俺は… ――――――――――― リヨンの家に行った。 リヨンは分かってくれると信じてた。 ピンポーン 「リヨン…」 リヨンはいなかった。 彼の母親がかわりにでてきた。そして聞きたくない言葉を聞かれた。 「あらまあ!アレン!ジェリーさんのこと聞いたわ。可哀想にねえ。ジェリーさん、借金あったの?」 …は?俺は怒りをこらえて 「ジェリーは借金してません!リヨンにも伝えてください!」 リヨンの家を後にした。俺はつかつかと歩き、ある場所を目指した。 [*前へ][次へ#] [戻る] |