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地獄の裁判
地獄の裁判 A
「………ふっ」
執事の口が笑っていた。

「何で笑うの!?」

その時、執事がゾンビみたいに変わっていた。
エンジェは唖然するしかいられなかった。

「オマエヲコロス……」
一瞬闇になった。

「オマエノスキナトコロ」

確か私が好きな所…でも私は天使。体が動けない……。

「サァヤルゾ」
ドロドロした体からナイフを出した。


助けて…!サタナ!!

強く祈った。
すると、足がゾンビの頬に蹴ってさらに拳骨で殴った。

「バカダナ…キカナイ………」

ピッピッ……
壊れる音が聞こえた。
「ソンナバカナ……」

少しずつ部品が落ち…壊れて行った。
「フッ…水で濡らしたのよ」

サタナの手は濡らしている。
「それにあなたはロボットじゃん?」

「あ…り…が…と……」
だんだん声が出なかった。

「あちゃー。私はあの場所にいるから後で来てね」

サタナはゾンビの中にあるボタンを押すと光が来る。
「じゃね〜」
サタナはすぐ消えた。



「……ぁ…はぁはぁ……」
口から卵のような物を吐いた。

「うふふ…サタナ、ようこそ」
ここは闇の部屋。

「くっ…」
女はサタナの顔を上げ、
「まだまだ…あなたは悪魔。どんどん生むのよ」

口に薬らしいものを入れた。
「がふぅぅ…!」

「あら…獣になっているわね。可愛いわよ」
サタナにキスした。サタナが獣になるとコントロールできない。時には人を殺すこともある…。エンジェでもー…サタナが獣になるのは、我慢して…我慢して…何回もこのことを重ねるとこうなる。簡単に言うと、ストレス。ストレスが重ねて爆発するみたいように。
しかし、女は聞かない。なぜかって?それは、女はー…

「あなたは私のペットだからよ」
私をペットのように扱う。それに義母でもある。本当は殺したい…!恨みがある。しかし、今は私の力が弱い。いつかは殺すんだろう……!


サタナが起きると、
「あなた様の部下です。よろしくお願いします」
サタナにお辞儀された。
「お前は誰だ?」
「カオンと申します」

この出会いで大人になってもいつも一緒だった。
サタナが食卓に行くと、女がいた。
「おはよう。眠れたかしら?」
「カオンは誰なんです?」
「カオン?誰?」

はぁ?という顔をしていた。
「え…?」
「サタナ様。私は心を見えるのです。あの人の未来は…気持ち悪い。だから私が見えない。私は神の未人だったんです」

未人は、人の未来を読める人。
「だから、何で私の部下…?」
「それは、あなたが将来ここを変えられる人だったからです」
「もしも、あなたを死なせたら、間違いなくここは滅びます。私はあなたを守護するのが私の使命です。」

「フッ…バカじゃない?私は滅ばないことの材料じゃないのよ!!」
「違います。あなたの親友がここを滅びます。それに親友も死んでしまいます。それでもいいんですか?」

私の親友がー…?
「おっと…言いすぎましたか」
「……信じない。あなたを信じない!」


サタナは、自分の部屋を出た。

「………本当のことなんですよー…」




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あきゅろす。
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