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小説置場
10
直に触られるより、布一枚隔てた爪の刺激が酷く気持ち良い。
「ふ…っ、んぅ…あぁっ」
カリカリと突起だけを引っ掻かれ、僕の足はガクガクと震えだす。
立っているのが精一杯だった。
締める事を忘れた秘孔からは、トロトロと省吾の精液が流れ落ち、ズボンの後ろを汚す。
省吾の足はまだグイグイと後ろを責める。
「こっちはどうかな?」
笑いを含んだ声で省吾が言い、空いてる片手で僕の股間を触る。
「勃ってるよ、薫。気持ち良いんだ?」
省吾の手がズボンの上から、形を確かめるように上下した。
ノーパンのせいで、ズボンにくっきりとその形が露になる。
「スボンが濡れてきたぞ」
「はぁっ、やだ…はんっ」布越しに擦られた陰茎の先から先走りが溢れ、ズボンの前にも染みを作る。
着衣したまま受ける愛撫に、僕は省吾の為すがままだった。
「や、ズボンがっ…、やだぁ…脱がし、てっ」
ズボンが濡れていく感触に我慢が出来ず、省吾に助けを求めた。
最悪の事態だけは避けたかった。
「自分で脱げば?」
乳首と股間と尻への責めを止めずに、省吾が無情に言い放つ。
こんな状況でズボンを脱ぐなんて不可能だ。
「省吾っ…お願い、だからっ…脱がしてよぉ…」
僕の肩口にある省吾の顔を見つめ、哀願する。
「脱がしてやるから、ココでヤる?」
耳から顎のラインを舐められながら、僕は弱々しく頷いた。
結局は省吾の思う通りになる自分が情けないが、仕方がない。
「来いよ」
省吾が僕から離れ、地面に敷かれたブルーシートへと移動した。
僕も覚束ない足で省吾を追う。
ブルーシートの真ん中に立たされた僕の足下に屈み込んだ省吾が、ズボンを脱がしにかかる。
「ふ、…ん」
釦が外されチャックを下ろした途端、僕の陰茎は勢いよくポロンと飛び出す。
足首まで下ろされ、外気の寒さに震えた。
靴ごとズボンを抜き取り、僕は下半身丸出しの情けない姿になる。
無毛の中心は腹まで反り返り、蜜を滴らせていた。
「舐めてくれる?」
立ち上がった省吾が自分のジーパンの前を開き、半勃ちの肉棒を取り出す。
今度は僕が屈み込み、膝立ちで省吾の肉棒を口に含む。
唾液を肉棒全体に絡め、湿らす。
片手で根元を握り、カリ首までを口に含む。
先端の鈴口に舌を這わせチロチロと舐め、握った手を上下に擦り、扱きあげる。
「くっ、イイよ、薫」
省吾はこうすると一番感じるらしく、すぐに堅く勃起した。

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あきゅろす。
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