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小説置場

適量を垂らし終えた省吾が、シェービングローションを陰毛に擦り付ける。
その手つきがまるで愛撫されてるみたいで、少し気持ち良くなっている自分に驚く。
今から剃毛されるというのに、僕の陰茎は硬度を増し始めた。
「ふ、んっ…」
股間を撫でられる行為に、つい甘い声が洩れる。
僕の様子に気付いた省吾が意地悪な顔で言い放つ。
「感じてんの?いやらしい奴」
「はぅ…んふっ…や」
否定したくても省吾の手で感じ出した僕は、喘ぎ声しか出せない。
「始めよっか」
そう宣言され、ヘソ下に剃刀が当てられた。
「や、ん…あっ…」
肌が粟立つ。
ショリショリと音をたてて肌を滑る剃刀の感覚に、何ともいえない気分にさせられた。
僕の位置からは股間が丸見えで、剃毛されていく様子が嫌でも目に入る。
見たくないのに、目が離せない。
「省吾っ、や…っ」
屈辱的な行為にもかかわらず、僕の陰茎は天を仰いだ。
剃毛という異常な状況に、僕は少なからず興奮していた。
「薫ってば、毛剃られておっ勃ってるよ?変態だな」
省吾が言いながら、勃起した陰茎を指でピンと弾く。
「やぁ、やだっ…んっ」
ヒクンと揺れた陰茎の先から透明な蜜が流れだした。
「足、開いたまま折り曲げて。…そう、そのままで」
僕の足の上から退いた省吾が、腰とベッドの間に膝を入れ、下半身が宙に浮き苦しい体勢になる。
背中の半分が浮き上がり、膝立ちの省吾の目前に尻を晒す形となった。
「苦し、いっ…やっ」
省吾に体重をかけて、なんとかこの体勢を保つ。
僕からはさらに股間がよく見えるようになり、半分無くなった陰毛に羞恥した。
陰茎が目の前にある。
なんて卑猥な光景だろう。
「良い眺め。絶景だな。バイブ入れたケツがよく見えるよ」
再び剃毛を開始した省吾が言葉で僕を責める。
「やっ…言わない、でっ…くっ…ぁんっ」
太股の付け根を剃刀が滑る。
バイブで広げられた秘孔の辺りを剃られる感触に、腰奥からはゾワゾワとした感覚が沸き起こった。
「んっ…ふぅ…はぁん…」
むず痒いような、くすぐったいような、堪らない刺激に僕の陰茎からは蜜が溢れだし、胸に落ちていく。
「毛剃られて気持ち良いんだろ?気持ち良いって言えよ、薫」
「やだっ…ひゃあっ!」
省吾が剃刀の背で、敏感な蟻の戸渡りをツゥとなぞった。
「言えよ、薫。毛剃られて気持ち良い、って」
そこを執拗になぶられ、僕は降参した。

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