[通常モード] [URL送信]

小説置場
16
肉棒の先端を肛門口に当て、桜沢は体重を掛けて一気に押し込んだ。
「ひぃっ、うあぁっ…」
下半身に受ける物凄い圧迫感と異物感に、一瞬須藤は意識を飛ばす。
凄まじい質量の熱く堅い肉棒で体を串刺しにされ、引き裂かれる感覚に陥る。
薬のおかげで弛緩した肛門は裂けず、僅かな鈍痛を身に刻むだけで桜沢を受け入れた。
「薬で弛んでるとはいえ、中はさすがにキツいな…」
「あっ…あぅ、あひっ…」
ググッと肉棒が体内を押し進み、須藤を侵略する。
内壁を擦りあげながら奥へと進む肉棒は、須藤に新しい快感をもたらした。
「んぁ…あうっ…やぁ」
指とは違う太い肉棒に戸惑いながらも、体の奥が疼き始めた。
不思議な感覚だった。
桜沢に対する嫌悪感はなかった。
むしろそこには弱い者が強い者に惹かれ従う、隷属の喜びがあった。
須藤は牡の本能として、自分を凌駕する桜沢に惹かれていた。
「動くぞ」
「まっ…、あぁっ…ひあっ…!」
ギチギチに埋め込まれた肉棒が出し入れされた。
結合部からはグチュグチュと湿った音が漏れ、桜沢の動きの激しさを物語っていた。
「やっ…あ…あっ、ああっ」
堅い肉棒が柔らかい肉壁を擦る度に、須藤は甘い声をあげた。
閉じられた目の濡れた睫毛がヒクヒクと震え、感じている証が見て取れる。
須藤の陰茎は突き上げられる度にトロトロと蜜を吐き続けていた。
「はぅ、あんっ…いぃっ」
荒々しく貪り尽くす桜沢の動きに、いつしか須藤も腰を揺らし答える。
「ここがイイんだろ」
桜沢が腰をグラインドさせながら、須藤の前立腺を狙う。
「あ、あぁっ!…あひぃっ」
胸をのけ反らしてビクンと跳ねた。
前立腺を肉棒で責められ、陰茎からビュクッと白濁が飛び出す。
気持ち良すぎて堪らなかった。
須藤は快楽の渦に溺れ、体が桜沢を記憶する。
「もっと私を楽しませてくれ」
低い声で言い放ち、桜沢が更に動きを早めた。
「あっ…あっ…あふっ、あんぅっ」
桜沢が須藤の尻を掴み、持ち上げて腰を打ち付ける。
より深く貫かれる形となり、無意識の内に須藤は肉棒を締め付けた。
肉棒を食い千切らんばかりに内壁が蠢き、桜沢を絶頂へ誘う。
「くっ、…中に出すぞ」
肉棒が一際大きくなり、最奥目がけて打ち付けられた。
「ひゃ…あ、あっ…んっ」
須藤は中に熱い飛沫を注がれるのを感じた。
少し呼吸を乱した桜沢が、ゆっくりと抽挿しながら須藤に覆いかぶさった。

[前へ][次へ]

16/25ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!