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しばらくの沈黙のあとヤトが手をポンっと叩き思い出したのか、「あっ!」と声を発した。
「ほら、あれだよ!俺らが内緒で隠しといた東の国のぼた餅とか言うやつだよ!あれを食われちまって俺らおこってたんだよ!」
「ああ!思い出したよタト!そうだよ!後で食おうとして隠しといたのによー、食っちまうなんてよー、信じられるか?ババ」
と思い出せたことに舞い上がっているのか、また思い出してしまい怒りが込み上がってきたのか、二人は興奮しながら呆れ顔のババに問いかける。
「隠しといてあんたたちだけいい思いしようとしてたからバチが当たったんだよ、自業自得だね」
と冷めた態度で二人の問いに答えた。そう言われた二人は、「確かに一理あるな」と頷き少し納得したようだった。が、二人はそう言った後に「俺らも40%位は悪かった、だがしかし、残り60%は向こうだ!俺らは反省を求める!」と続けた。
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