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「あいよ、おそまつさん」

ついさっきまで皿に盛ってあった料理たちが全て綺麗に無くなったのを見てババは笑みを浮かべている。


(うわ、すごい。もう無くなっちゃった…、僕なんか食べ終わるのにすごく時間かかるのに)


二人の食べっぷりに目をキラキラさせて見ていたメルは、心の中で感心していたと同時に腹が空いていたとはいえ、さっきまでケンカ相手に文句を言い続けていた二人を黙らせてしまう程のババの料理の腕前に改めて尊敬し直すのだった。


そんなメルはさておき、メルを除いた3人は話を続ける。

「それで?ケンカの原因は一体なんなんだい?」


料理を食べ終えた後の余韻に浸っていたタトとヤトを見ながらババは問いかける。


「え?…ああ、ケンカの原因かあ?……あんだっけ?えーっとな、えーっと……。」

あり得ないことにババの料理を食べてケンカの原因を忘れたのか、はたまたケンカの原因があまりにも小さいことだったのかは定かではないが、二人は「うーん」と決していいとは言えない頭を必死で捻って思い出そうとしている。


そんな二人の様子を見てメルは不思議そうに、ババは呆れた顔をしたがらお互いの顔を見合わせていた。









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あきゅろす。
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