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(あ…れ?おこってない?)

きょとんとしたしながら中年の男たち改め、ぽっちゃりした男タトと無精髭を生やした男ヤトを見続けるメル


「あーあ、アイツもメルちゃん位可愛いげがあればな…。昔はもうちっとかわいかったのによ、あの頃の可愛いげはどこいっちまったんだろうな……。」

ため息まじりにタトが言うとヤトも、うんうんと頷きながら「本当にな」と同意した。

「ばかいってんじゃないよ!あんたたちのとこに嫁に来てくれたたげでもありがたく思いな!」

今までことのなり行きを見守っていたババがキッチンから出来たばかりの料理をメルたちがいるテーブルに持ってきながら言う。


「ほら、さっさと食って謝ってきな!」

テーブルに置かれた料理を見るとどの皿からも湯気がたっていて美味しそうだ。


「おお、こりゃ旨そうだ!さっそく、いただきます!」

勢いよく料理を食べにかかる二人。お互いが何も喋ることなく黙々と食べ続け、あっという間に完食した。

「ふー、食った食った!ごちそーさん」

二人は満足そうにババに言った。








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