キリリク小説。
健多くんの苦難の日々3A
「スカート上げろ、松森。先生に隠し事か?」
笑いながら鳴人が言う。ゆさゆさと僕の腰を腕で揺すり上げながら。
「ぁっ、ちょっと、なにっ」
その動きがまるでいつもみたいに突き上げられているときのようで、どんどん顔が熱くなっていく。
「やだ、やめてよっ」
スカートの中で支えのなくなったペニスが揺れる。
それが太腿にぴたぴたと当たるたびに、腰に重たい疼きが募っていく。
じわりと広がっていく興奮に、自分でも瞳が潤んでいくのがわかった。
「もう、わかったからっ・・・!」
ついに折れてしまった。
自分の目に入らないようにぎゅっと目をつむって、ゆっくりとスカートの裾をたくし上げる。
恥ずかしいトコロが冷えて泣きそうになった。
「もう勃たせて・・・淫乱な生徒だな。ほら、ボクサーパンツなんかよりこの方が何倍もエロいだろ」
頬を叩かれて、自分で見てみろと囁かれる。
恐る恐る目を開けてみるとそこには、電灯の下でなにも着けていないスカートの中を晒した卑猥すぎる自分の下半身があった。
その中央で、ゆるく屹立したペニスが左右に揺れている。
「あっ・・・」
「・・・自分の格好見て興奮したのか?」
鳴人の指が胸元のリボンに伸びる。
しゅる、と衣擦れの音をたてて解かれたそれを床に投げ捨てると、現れたシャツのボタンを外し始めた。
「鳴人っ」
「先生」
いちいち訂正してすべてのボタンを外し終えると、スカートの中からシャツの裾を引っ張り出し、肩にひっかけたまま膨らみのない胸だけを晒す。
「このピンク色の乳首も・・・女のよりずっと感度が良い」
くりっとソコを摘まれて、熱を持ち始めた腰がズクンと疼く。
鳴人の視線に犯されてみるみるうちに尖っていく乳首を親指と中指で挟みこみ、人差し指が中央の窪んだ部分を掻き回すように捏ねる。
胸の二つの性感帯からもたらされる甘美な刺激に、声が抑えられない。
「ぁ、んんっ・・・あんっ、はぁんっ・・・!」
快感を逃がそうと首を激しく振ると、今度は両方とも強く摘まれた。
「ぃやっ、だめっ!」
トロ、と敏感な場所に蜜が溢れていくのがわかる。
「松森・・・」
ボソ、と鳴人が卑猥な言葉を要求する。
そんなこと言えないと拒否すれば、赤く腫れあがった乳首に舌を這わされた。
「ひゃあんっ!」
ざらざらした舌の感触が堪らなくて、鳴人を挟みこんだ腰が震える。
硬くなった小さな芯を歯で捕らえると、尖らせた舌でつつきまわされた。
「やめて、言うっ・・・言うから、先生っ・・・!」
先生。
ついさっきまでくだらないと思っていたのに、自分で口に出したとたんにひどく興奮してしまった。
「ぁ・・・んっ、せんせ、・・・ぉ・・・おっぱい、きもちい、です・・・」
もう、どうにでもなれ。
この苦しいくらいの快感から逃れられるなら、どんなことだってしてやる。
「せんせ、だめっ・・・!」
「ん、松森。おかしいな・・・お前女子のくせになんかついてるぞ。しかも、濡れてる」
「あっ、ちょっと、だめっ!ひゃあっ!」
先生の指がぷるぷると震えていたペニスに伸ばされた。
きゅっと握られて、その存在を確かめるように弄ぶ。
「これはなんだ?」
「な、なにって!」
アンタが一番よく知ってるモンでしょうが!
「先生知らなかったな・・・松森にこんなモノがついてるなんて。ついでに保健体育の授業でもしてやろうか」
器用な指先が裏筋を何度も往復する。
ときどき悪戯に淫嚢をくすぐられて、カラダの奥からぐっと快感がせり上がってくる。
僕は逃げ場のないカラダを反らせてその刺激に耐えた。
「コレはなんのためについてるんだ?」
溢れる蜜を先生の指が全体に擦りつける。
滑りのよくなった手がクチュクチュと音をたてて赤く顔を出した先端に上っていく。
「ぁ、あんあんっ、んふっ、は、ぁあっ!」
「ほら、答えろ松森。赤点の生徒にはあとで特別補習するぞ?」
「ぁあっ!ぁ、こ、この、変態教師っ・・・!」
「・・・俺の質問が聞こえないのか?」
クチュクチュクチュクチュ
「ひぃ、んやぁああっ!!やだ、さきっ、ぽ、だめぇっ!!」
気持ちいい。気持ちよくて死にそう。
先生の指が濡れた尿道口をクチュクチュと抉るたび、焼き切れるような快感に僕の投げ出された両脚がビンと突っ張る。
「ぁ、あ、ぅあああぁっ・・・!」
腰が跳ねあがり、先生の頬に押えきれない僕の先走りの雫がかかる。
それを先生は空いている指で拭い、僕に見せつけるように舌で舐めとった。
赤い舌があまりに煽情的で、ゾクっと腰から頭のてっぺんに電流が走る。
「あ、ああっ・・・やぁあっ・・・!」
「・・・もう一回チャンスをやる。答えろ、松森。お前のコレはいったいなんのためにあるんだ?」
激しい愛撫がいったん止まり、緩やかなものになる。
僕の心はやめてほしいのと射精してしまいたいのとでせめぎ合い、生理的な快感に涙をこぼした。
「はぁあっ・・・あ、ああっ!ん、んふっ」
ときどき思い出したようにゾクンと快感が走って、カラダが跳ねるのを抑えられない。
それでも答えなきゃ、いつまでも許されることはない。
「う、うぅっ・・・、こ、こども、をっ、ぁっ・・・つくるため、にっ・・・!」
「子供?」
「んっ・・・コレを、おんなのひと、に、いれっ、て・・・」
とりあえずは一般的な回答だと思う。
僕はとにかく早く解放してほしくて、必死に答えた。
「・・・も、いい・・・せんせ・・・?」
「ダメだ」
しかし、その答えを先生は笑いながら否定した。
「な、んでっ」
「それは普通の答えだろ。俺が訊きたいのは、松森のコレはいったいなんのためにあるかってことだ」
「・・・なんのためって・・・」
いったいどう答えればいいのか。
「わからないか?」
もう頭の中が朦朧としていて、何も考えられない。
僕は小さく頷いて、降参を告げた。
そんな姿を満足そうに見下ろすと、先生はまた僕のペニスを嬲る手を強めた。
「んんぅっ、あ、ああぁんっ!」
「正解は・・・・・俺に弄られて射精するためだ」
「ひっ、ひぁ、ああああっ・・・!」
亀頭をめちゃくちゃに捏ねまわされ、先端の窪みを指が擦り上げる。
張りつめた茎を搾りだすように上下され、僕は悲鳴をあげながら精液をまき散らした。
執拗な性器への愛撫に、カラダがドロドロに溶けてしまいそうだ。
「ほら、ココだけでこんなに感じるならそれ以外使いようがないだろ?」
笑いながらスカートに飛び散った僕の白濁を掬いとる。
「それにしてもお前、今日はすごいな。もしかしてこういうのすげー興奮する?」
「し・・・ない・・・」
「嘘つけ。よし、じゃあもうひとつ質問な・・・・先生のコレはいったいなんのためにある?」
先生は自分の下着の中から猛ったモノを取り出した。
それはすでに赤黒く膨らんでいて、思わず目をそむけたくなってしまうほど淫猥だった。
「先生の・・・ソレは・・・」
快楽の余韻に曇る頭で必死に答えを捻りだす。
するとズンと重い腰の痺れとともに、ある一つの言葉が浮かんできた。
「僕の・・・ナカに入れるために、あります」
先生が、目を細めて笑う。
「正解」
「んっ、あっ、あ、あ、あぁん、は、ああ!」
グチュグチュという卑猥な音がこもって聞こえる。
先生は僕の後ろの穴を手早く解すと、カラダを起こして、自分の上に僕を座らせた。
下から突き上げられるのは深すぎてちょっと怖い。
いつもは届かない場所まで熱いモノが入ってきて、まるで頭のてっぺんまで串刺しにされているような気分になる。
先生の手は僕の腰をしっかりと掴み、自分はベッドのスプリングを利用して突き上げながら、僕のカラダを円を描くように回す。
腰が回転するたびに太く張った先生の先端が前立腺と擦れ、快感に背筋が強張る。
先生の唇はずっと僕の尖った乳首を弄んでいて、あまりに激しい突き上げにときどき歯が当たると気持ちよくてナカのモノをきゅっと締め付けてしまう。
「松森っ・・・ちょっと、緩めろ」
「んぅっ、あ、あっ、むりっ」
自分の目には見えないが、スカートの中で僕のペニスが跳ね、白い蜜を飛ばしているのがわかる。
敏感な先端にざらざらした布が擦れてとても気持ちがいい。
こうしていると、まるで自分が本当の女の子になった気分さえ湧いてくる。
でも今日は、決定的な何かが足りない気もしていた。
いつもはそれだけでイってしまうくらいの何かが。
それがわからなくて、快感に蕩けきった頭の片隅でなにかが燻っている。
カラダは確かに死ぬほど気持ちがいいのに。
「・・・俺とヤってる最中に、考え事か?」
グン、と腰を下ろされ、先生のモノが奥の奥に刺さった。
「あ、あぁっ・・・!」
ギシギシと煩いスプリングの音。
同じようにうるさい、自分の涙交じりの喘ぎ声。
先生の、掠れた吐息。
先生・・・・先生。
そうだ。アレが。
「ああっ、ん、なっ・・・な、・・・っ!」
「・・・ん?なんだ松森?」
足りないもの。
僕を絶頂へと押し上げる、追い打ちのようなアレ。
「なまえっ・・・ぁ、呼んでっ、ぼく、の、なまえ・・・!」
今日は一度も呼ばれてない。
僕の名前を甘く呼ぶ、あの声が聞きたい。
「け、んた、って・・・よんでっ、鳴人っ・・・!」
鳴人の髪に腕を絡めると、僕のナカに入っているモノがぐんと大きくなった。
「あ、ひっ!ぉ、おっきくしちゃ、だめっ!」
鳴人の動きが大きくなる。
ドロドロになったスカートの中に手が差し入れられ、濡れて蕩けそうなペニスをめちゃくちゃに扱かれた。
カラダがバラバラになりそうな快楽の中、必死に解放の瞬間を待つ。
すると鳴人が熱い息を吐きながら、僕の耳に唇を寄せた。
全神経をソコへ集中させて。
「・・・イけよ、健多」
「・・・ひっ・・・ぁ・・・・っ!!!」
鳴人を呑み込んだ穴からも、鳴人の手に包まれた前からも快感が噴き出し、僕は息をするのも忘れて、何度も腰を突き上げながら精液を吐きだした。
イってる最中にナカが擦りあげられ、少し経ってから鳴人の熱い精液を注ぎこまれた。
全部出しきると途端に力が抜けて、鳴人の肩に頭を突っ伏してしまう。
「んっ、はんっ、ぁ、はぁ・・・・」
「・・・・・・・・・・・は」
鳴人も僕の背中を抱きながら、ひとつ深い息を吐いた。
「もー・・・・スカートのなか、気持ち悪い・・・」
内側が自分が出したものと先走りと汗でぐしょぐしょだ。
早く脱ぎたいが、まだナカに鳴人が刺さったままで動けない。
「早く抜けよ・・・」
「んー・・・もうちょっとな」
そう言うと、鳴人は繋がったまま突然後ろに倒れこんだ。
「ぅ、わっ!」
ナカがグチュ、と鳴って、瞬間走った刺激にカラダの力が抜ける。
勢いで鳴人の上にぼてっと乗っかってしまった。
「・・・重」
「〜〜〜っ、もう!何してんだよいきなり!」
鳴人を下敷きにしたこの格好が恥ずかしくて、思いっきり頭を叩いてやった。
バシッと小気味いい音が響く。
「いて」
それでも鳴人は機嫌がいいのか、怒らない。
本当に今日は、気持ち悪い。
「・・・ナカ、いっぱい出したな」
「出した張本人がなに言ってんだよ」
本当は早く風呂に入ってサッパリしたい。
すると鳴人はとんでもないことを言い出した。
「・・・孕んだりしてな」
「・・・・・・・・・・・・・・馬鹿?」
んなことあってたまるか。
だいたい鳴人はゴムを使うのを嫌う。
全然気持ちよさが違うって。
いちいち子供ができる心配をしていたら僕の身がもたない。
「それより早く動いてよ」
「・・・動いてほしいのか?元気だなお前」
「そういう意味じゃないから」
「・・・今度は女ものの下着も用意しとく」
「しなくていいから!」
「・・・次は何がいい。メイド・・・ナースもいいな」
「いい加減にしろよ!殴るぞ!?」
結局僕たちはその後、そんな不毛な会話を延々と30分も繰り返したのだった。
その後、鳴人の不気味なまでの上機嫌の原因が徹夜明けのナチュラルハイだったいうことを知り、海よりも深いため息をついたのは言うまでもない。
余談。次の週から学校で教師に『先生』と呼ぶたびに、この日のことを思い出して泣きたくなるほど恥ずかしい想いをしたことも、もちろん言うまでもない。
終
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