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キリリク小説。
健多くんの苦難の日々1〜あおさまリク〜☆
いつも思うけど、藍崎鳴人という人間は、変態だ。



「っ……も、いいかげんに、しろよっ…!」

限界まで開かされた股関節が痛い。

一時間くらい前に押し倒されてから、ずっとカエルのような格好でフローリングにうつ伏せに寝かされてれているからだ。

もちろん服なんて最初に脱がされた。

僕をこんな情けない格好にした犯人である変態は、僕の上で開いた脚が閉じないように太腿を押さえつけ、あろうことかその奥の秘めた蕾を弄っている。

「アンタ馬鹿だろっ……んぅっ!」

クチュクチュという恥ずかしい音と、ときどき聞こえる変態の笑い声。

もう羞恥プレイなんてレベルの話じゃない。ただのイジメだ。

でもこの変態にすっかり開発されたカラダは、長い指が与える快感にとろけ、指がイイトコロを擦り上げるたびにフローリングに透明の小さな水たまりをつくっていた。

「んぁっ…ふ、ぅ…!」

悔しくてせめて声だけでも我慢したいのに、唇を噛み締めれば噛みしめるほど意地悪な指に攻め立てられる。

冷たい床に熱くたぎったペニスがぬめり、その慣れない刺激に先端から快感の証が止まらない。

弄られてるカラダの内側から性器へと、脳を経由して一気に快感が走り抜ける。

「ぁぁっ…もぅ…ダメっ…!」

ピクピクと開いた太腿が痙攣し、僕は床にペニスを擦り付けながら射精した。

「んぅああっ!……ぁ…あっ…」

ビチュッ、チュッ

ペニスを床につけたまま射精してしまい、まるでパレットに絵の具を搾り出したかのような音が響く。

「よかったな。床に可愛がってもらって」

クスクスとあのムカつく笑いが頭上から降ってきた。

「くそっ……この変態…!」

「変態でけっこう。ま、その変態に大人しくこんなことされて喜ぶお前も立派な変態だけどな」

「は!?…うわっ!」

突然後ろから指を抜かれ、僕はその場で仰向けにひっくり返された。

その乱暴な扱いに打った肩よりも、ひっくり返ったことでさっき出した精液が尻を濡らしたことのほうがショックだ。

「やめ、ろって…!」

カラダを捩るたびにヌルヌルと恥ずかしい液が尻と床に広がっていくその感触に鳥肌が立つ。

「きもちわるいっ…!」

「自分が出したモンだろ。文句言うな」

……………コイツいっぺん死なないかな。

「あっ…」

変態の指がまた綻んだ僕の穴に入り込んできた。今度はいきなり3本入れられ、さすがの圧迫感に息を詰める。

「ふっ…く、ぁっ…!」

3本の長い指がそれぞれバラバラに動いて、僕の吐き出したばかりのペニスはあっという間に硬度を取り戻した。

今度は顔を見ながらカラダを弄られる羞恥心に、いたたまれなくなって目をそらす。

その態度が気にくわないのか、変態はふんと鼻で笑うと、僕の足首を掴んで思いっきり開いた。

「……っ!」

「目、そらすんじゃねえよ」

いわゆる御開帳というやつ。これでは弄られているところも、勃ち上がってユラユラ揺れている僕のペニスも丸見え。

「ちょっと弄りすぎたか……襞が腫れて紅くなってる」

「っ…もう、やめろよっ…!」

弄りすぎだなんて口では言うが、中を蹂躙する指は一向に止まる気配がない。

「こんなの、いつまでっ…ひっ、あっ!やめ、ソコっ…!」

突然襲った快感に僕は背中を反らした。

変態が中指と人差し指で、ぽってりと膨らんでしまった前立腺を挟み込み、揺さぶり始めたのだ。

コリコリとソコを弄られればもう後はやめてくれと泣いて頼むしかない。

「ん、ふぁぁぁぁあっ!」

もっとも感じる場所への強い刺激は僕のカラダに苦痛すら与える。

内側から剥き出しの神経を弄りまわされる快感から逃げようと、僕はめちゃくちゃに腰を振った。

そのせいで激しく揺れるペニスから先走りが飛び散る。

「ひっ!んっ、あっ、あんあんあんっ!」

ドタバタと音をたてて暴れる僕を変態が押さえつけた。

「あんまり動くなよ、縛るぞ?……ああ、お前は縛られたほうが感じるんだったな」

「ぃやぁっ!」

縛られるのは嫌だ。

縛られたらコイツの言うとおり、感じすぎてしまうから。

この男と出会ってから僕のカラダはすっかりおかしくなってしまったのだ。

「……お前いま縛られて俺に弄られるの想像しただろ……ナカがすげー締まった」

「ちっ、ちがう!…んっ、あぁん!」

違わない、けどそれを認めてしまったら大変なことになる。

僕は歯を食いしばって必死に快感に耐えた。

そうだ、昨日の夕飯を思い出して気を紛らわそう……………………ダメだ。その夕飯の後にナニをどんなふうにして苛められたかも思い出してしまった。

これじゃまたカラダが熱くなる…!

そんな僕の最悪の悪循環を笑いながら、変態はさらに指を強く動かしてくる。

「ひっ、んぅっ、あ、あ、あんっ…!」

その動きがまるでアレのようにピストン運動を真似はじめ、視神経が焼き切れそうなほど目の裏が真っ白になった。

ひどい快感に襲われた頭の奥で警告が鳴り響く。

(ヤバい…たりなく、なってきた…)

もう指なんかじゃカラダが満足しなくなってきているのだ。

変態の大きなモノに慣らされたカラダは次の刺激を求めて疼き始めている。

僕は意を決して自由になる両手を足元の柔らかい髪に絡めた。

変態は僕のぷるぷると上下に揺れているペニスをいやらしい目つきで眺めていたが、僕の手が髪に触れると顔を上げた。

「どうした、もう降参か?」

「……っ」

向けられたにやけ顔がムカついて、せっかく決心した言葉がひっこんでしまった。

それでもカラダは確実に限界を訴えている。

すっかり染み付いたあの快感を与えられることを待ち望んで。

すると内腿を撫でられ、そのもどかしい刺激に僕は喉を鳴らした。

ビリビリと痺れる甘い感触に押し出されるように、僕はついに口を開いてしまう。

「ん…いれて…」

自分から快楽をねだる恥ずかしさに、首筋がカッと燃えた。

いつもならこをな言い方じゃ絶対くれないのに、変態は珍しく素直に自分のモノをゆっくりと見せつけるように取り出した。

その大きさに、次に襲ってくる快楽を期待して僕は息をのむ。

「んうっ!…ぁあっ!」

さんざん解されたソコに、熱いモノが入ってきた。

その濡れた硬い感触に瞼の裏がチカチカと点滅する。

「っ、はっ…」

少しだけ苦しそうな熱い息が首筋にかかり、全身に鳥肌がたった。

「ぁあ、ああっ…あ、ぁっ…!」

すぐに獣のように揺さぶられカラダの一番奥から泉のように快感が湧き上がってきて、あっという間にその波に飲み込まれてしまう。

ときどき触れる唇、背中を這う長い腕、匂い。

すべてがもうすっかり慣れたもので、僕の興奮を高める手助けをする。

堅い腹筋に擦られた僕のペニスがチュクチュクと嬉しそうに涙を流す。

「ひっ、んっ、んふぅっ…っ、なるひと…も、でるっ…!」

途切れそうな息をこらえて言うと、腰をぐっと掴まれた。

「ひっ…!」

「…俺も、出る」

掴んだ腰をぐるぐると円を描くように回され、前立腺を狙って強く突き上げられる。

ナカで感じるしこりが潰され、僕は思わず力強いその腕に爪をたてた。

「あっ!あ、あぁぁあっ!!」

きゅうっと全身が突っ張り、精液を押し出されるような快感に僕は激しく射精してしまう。

そのあまりの気持ちよさに銜えているモノを何度も締めつけると、ナカに熱い液がたっぷり注がれるのを感じた。

「んっ…ふ、ぁ…あつ、い…!」

まるでお湯を入れられたような熱さに、最後まで精液を出し切ろうと動いていたモノをまた締めつけてしまう。

カラダが快感の余韻に痺れて痙攣がとまらない。

「……抜くぞ」

低くそう呟くと、変態が僕のナカからちゅるっと抜け出た。

抜けるときの肉を擦る感触にまた感じて小さく声が漏れる。

「…んっ」

「なんだ、まだ足りないって顔だな」

笑いながら言われ、僕は上に乗ったままの大きなカラダを力いっぱい叩く。

「うるさい!早くどけ、もう一回なんてしないからな!?」

「はいはい。明日は学校だからな、これくらいで勘弁してやるよ」

しぶしぶといった顔で離れていく変態を僕は睨みつける。

「明日学校ってわかってるのに最後までするなよ!前はしないって言ってたのに!」

次の日が学校の日は最後までしない。確かそういうルールだったはずだ。

「朝起きれなかったらアンタのせいだからな、この万年発情期男」

床でヤったせいで腰が痛い。まったく、明日体育の授業がないのが唯一の救いだ。

すると僕の腕をとって立ち上がらせながら、変態はいやらしい顔で笑った。

「俺は最後までしなくてもよかったんだぞ。入れてくれって言ったのはお前だろ」

「入れる気満々で準備してたのは誰だ!?」

突き飛ばそうと腕を突っ張ったが、あっさり掴まれてカラダごと引き寄せられる。

「は、はなせよっ!」

しかし手は暴れる僕の腰をすうっと撫で上げ、あろうことか後ろに指を差し込んできた。

「んっ…ぁっ、やめろっ…!」

ドロ、とさっき出された白濁が腿を伝って流れ落ちる。

それでも後ろで蠢く指に快感を呼び起こされ、僕はまた鳴いた。

「ほら、おとなしくしろ。ココきれいにしないとどうせ腹こわして明日休むことになるぞ」

「あ、あっ!そんなこと、言うなぁっ…」

クチュクチュと音をたてて中を弄られながらバスルームへ連れて行かれる。

歩く度に長い指がきもちいいところをかすめて、その指を締めつけてしまう自分に、本当は流されやすい僕が一番ダメダメなのかもしれない……と悲しくなったのだった。

「お、勃ってきた。もう一回くらいできそうか」

「するかっ!!!」






終。










〈あとがき〉

え〜…………………なんかもういつのリクエストやねん!!って感じで本当に死にたいくらい申し訳ないです……!ごめんなさい!(泣)

あおさまリクエスト、「エロエロ」でした。
というかめっちゃ駄文でもうすみませんすみませんすみません(つд`)
むしろいつもよりヌルいよね!?と自分でも泣きそうになりながら書きました……
よかったら許してやってください………
リクエストありがとうございました(*´д`*)

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