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相談ポストにて初投函有り1
「東藤くん、お昼食べに行こう」

 4時間目の授業終了のチャイムが鳴り終わると、今日も今日とて人見知り無愛想な俺を相手にしてくれる良い子の見本こと、松原美樹(まつばらよしき)はわざわざ昼飯に声をかけてくれた。

 俺は机の上にある教科書やらノートやらをしまい、席から立ち上がる。

「早く早く!」

 手を振り俺を呼ぶ松原君に、心和ませつつ教室を出る。





 この学校に入学してから既に三ヶ月が過ぎた。けれども、俺はそれだけ経ったにも関わらず人見知り続行中だ。

 そんな俺はやっぱり友達を自分から作ることもなく……、と一人ぼっちで教室で購買のパンを食べてるところを。いつからか松原君に誘われ、食堂に行くようになった。もうあれだ、うっきうきだ。

 初めて声をかけられた時は嬉しすぎて、緩み過ぎた顔筋を引き締めるのに必死で無表情。そしてついいつもの癖が出てしまい。

「東藤くん、今日はなに食べるの?」
「そうだな、無難に和食A……だな」
「そっかぁ、じゃあ僕もそうしよっかな」

 もれなくクールで無愛想な俺(猫被り)になってしまうのでした。


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あきゅろす。
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