創作小説:桃月郷(BL) 11 「凄くいやらしい色してる…」 紫乃は思わず月花の胸の飾りに舌を這わせた。 「んっ…くすぐった…」 「兄さん…兄さん…っ」 一度性器を抜き取り、水がひたひたな柔らかな草の生える地面に月花を座らせ、樹の幹に優しく寄りかからせてやる。 月花の尻は三分の一程が水に浸った状態で。 「冷たくない…?」 「冷たくはないよ。水がちょっとくすぐったいけど…」 月花は笑う。 「本当は抱っこしたまましてあげたいんだけど…俺力無くてごめんね」 「いいよ、紫乃は今のままでいい…。僕を好きでいてくれるだけでいいよ?」 「兄さん…」 紫乃は月花の脚を上げさせ、水に浸った尻の僅かに水から顔を出した秘肛に指を這わす。 既にほぐれて柔らかなそこは、もの欲しげで紫乃を欲情させた。 「俺も…もう止まらない…っ」 前から月花の秘肛に性器を沈めると、月花は「きゃうっ」と鳴いて身体を跳ねさせた。 それから紫乃は腰を打ちつけ挿入を繰り返してやる。 「兄さんっ兄さん…っ…好き…っ」 「…僕も好き…っ」 紫乃の激しさを増す動きに月花の剥き出しの性器が先走りを零しながらふるふると跳ねる。 「あっ…兄さん…出る…っイク…っ!」 「ああぁ…っ…熱…紫乃のが…中にいっぱい…」 一拍遅れて月花も自分の身体に精液を噴き出した。 「さっき出したばかりなのに…いっぱい出たね」 [*前へ][次へ#] [戻る] |