創作小説:桃月郷(BL)
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桃月郷(とうげつきょう)。
その街は独自の文化で歴史を作り上げてきた幻想郷。
民は着物を纏い、職人や商人が行き交い、そして夜には多くの花魁達が花を咲かせる。
両親を亡くし桃月郷の男娼館、「桔梗屋」に売られてきた16歳の少年紫乃(しの)は、自分の運命を変える一人の青年、月花(げっか)と出会う。
決して幸福とは言えない運命にある二人。
傷つき、涙し、お互い生きる為に他人に躰を売りながら、それでも二人は次第に惹かれあう。
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