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紘六×成紀
溜息


「はぁぁぁぁ〜」

俺は、学校から帰り速攻でメシを食い風呂に入るとベットに仰向けに寝転び大きな溜息をついた。


唐突だが
俺には好きな人がいる。

同じ中学の三年生の先輩だ。

あっ、ちなみに俺は二年生ね。

明日は卒業式。

もう明日が告白する最後のチャンスだ。(俺にとってはね)


「どうすっかなぁ〜」


何で、俺がこんなに悩んでいるかというと、告白する相手についてだ...


そう......


その先輩というのが男なのである!!!

その人の名前は、中嶋成紀。

普段は成紀君と読んでいる。(俺の脳内、妄想では呼び捨てだけど....)


俺が成紀君のことを気になり始めたのは文化祭の準備の時、同じ委員会で一緒に仕事をしたのがきっかけだ。

部活も同じだったから成紀君が引退するまではちょくちょく話した事はあったけど、その時はこういうふうに意識してなかったんだけど...

「はぁぁぁぁ〜」

また溜息をついてしまった
っく

「よし!もう寝るか!!」

誰に話しかけているのか俺は独り言を言うと布団を頭までかぶり目をつむった。
またここからも俺の苦悩が始まる。

毎晩こうして目をつむると頭のなかに成紀君が出てくる。

その顔は笑っていたり
ちょっといじけていたりとさまざまだ。

体がほてる。

そして、あっという間に俺の股間は勃起してしまった。

硬く張り詰めたそれにそっと右手を導く。


今日も眠れない夜になりそうだ。

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