研太×和樹
本文 M
「かっ...かっしゃん?そんなこと言われても、オレちょっと理解できないんだけど....」
そんなオレに
「はぁ」
とかっしゃんは溜息を一つつくと...
「研太の俺に対しての好きはセックスしてぇとかの好きだろ?英語で言うとLOVE....愛...か?いや、愛がなくてもセックスはできるからそれは違うか....」
違う!!と叫ぼうとしたが、それは喉てつかえて、言葉にならなかった。
なぜなら、何も違わないからだ。
昨日あんなことをしているわけだし....
と
昨日のことを思い出して少し身体が熱くなるオレ。
「それに対して俺の好きは違うわけだよ」
「研太といるとさ、いつも楽しいし、飽きることないし...うんんん..うまく言えないけど」
「でも、さっきも言ったけど俺には精那もいるしさ」
.......
.........
............
オレはかっしゃんが話すのを黙って聞いていた。
いや、そうするしかなかったの方が適当か...
その時、かっしゃんの両肩を掴んだままだったことに気づいた。
そっと、手を離す。
それが、合図となったようにかっしゃんが話すのを止めた。
オレは泣きそうになった。
目に涙が溜まる。
かっしゃんに涙をみられるのが嫌で、オレは下を向き目をつむって、歯を食いしばっていた。
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